写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

59  札幌市営地下鉄南北線の乗り心地が他路線より悪い気がする…

    昨年来、仕事の関係で札幌市営地下鉄に乗って南北線の終点、真駒内駅まで行く機会が多くなりました。札幌市営地下鉄南北線という路線は、1972年の札幌オリンピックに合わせて前年の1971年にできた札幌地下鉄の最初の路線です。できてからもう50年以上もたつのでですね。

 

 ですから、あとからできた東西線東豊線に比べると、やや古さが否めません。札幌駅の構内は水漏れ防止なのか、ビニールで覆われている部分がありますし、あちこちガタが来ているなあ、という感じです。札幌の地下鉄は普通の鉄道とは違って、ゴムタイヤ車輪で、中央に案内軌条というレールが走っているという形状です。初めて乗った30数年前は、ずいぶん進んだ方式だ、と思ったものですが、どうも南北線の場合、これがどうもだいぶガタが来ているらしく、乗り心地が悪いのですね。

 

 同じゴムタイヤ式でも、あとからできた東西線東豊線は改良が加えられていて、案内軌条は南北線より細いし、架線集電式です。これに対し、南北線の場合、真ん中を走っている案内軌条は太いし、第三軌条式の集電です。でも、路盤は同じなのかと思っていたのですが、実は違っていて、東西線東豊線は路盤に鉄板が敷いてあるそうですが、南北線はないそうなのです。今はホームドアが設置されていて、線路や路盤の形状を見比べることは困難なのですが、この違いが、乗り心地の違いになっているようです。

 

 私は以前から東豊線を利用する機会が多かったのですが、それと比べると、どうも古い方の南北線は揺れ、というか、ガタガタした妙な微動が気になるのです。この微動が南北線独特らしく、乗り心地の悪さにつながっています。東西線東豊線ではこのような微動を感じることはなく、南北線より乗り心地がいいように思います。

 

 特に末端部の地上区間南平岸から真駒内までは、旧定山渓鉄道の線路跡を利用した高架区間になるのですが、この区間特に乗り心地が悪いように思います。今までは、南北線といえば、さっぽろ駅とせいぜい北12条や中島公園駅ぐらいの短区間利用が多かったので気になりませんでしたが、終点まで20分近く乗ると、どうもよろしくないなあ、と思ってしまいます。

 

 路盤の改善などが必要なのかもしれません。でも、なかなか抜本的な改善は難しいのかもしれませんね。