写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

82  もっと自分をさらけだしたら? 

 自分がブログを始めてから、いろいろな方のいろいろなブログも読んでいるわけです。基本的には「はてなブログ」の、自分のブログに「はてなスター」を常連的につけてくださる方のブログを訪問して読んでいるわけですが、様々な人生があるものだ、と思います。

 

 まあ、私の趣味嗜好的に、旅行系ブログと、メンヘル系、あるいは社会不適合的な意識を持っていらっしゃる方のブログを見ることが多いわけです。「リア充」は苦手です。

 

 で、前者の場合は、どうしても旅行記、旅行情報、あるいは鉄道系の話が多くなります。それはそれで参考になりますし、御同類だな、と思います。ただ、私より裕福そうな方が多く、それにはちょっと嫉妬してしまいますけどね。

 

 そういう方については、どうしてそんなに旅行出来るのだろう、とか、時間的・金銭的余裕があるのだろう、と思ってしまいます。ただ、その手のブログの方は、あまり個人情報をさらけ出すことはないので、どんな人なのか、いまだによくわからない場合が多くなっています。

 

 一方、メンヘル系、あるいは「社会不適合」的な意識を持ってブログを書いている方、こちらの場合は、どうしてそういう考えを持つに至ったのだろう、と気になることが多いものです。でも、今ひとつその「なぜ?」がつかめないことが多いのですね。

 

 きっと、何かの体験や経験があると思われるのですが、読んでいく上での「肝心なこと」が書かれていない、意識的にか無意識的にか、おそらくそこを書くことを避けているのだろう、と思われるケースが多いのです。ですから、読んでいけばいくほど「隔靴掻痒」のような印象を受ける場合があります。そこに至るまで何かがあったのだろうけど、そこがわからないから、「腑に落ちない」のですね。

 

 まあ、本当にはらわたをえぐられるような、ひどく傷ついたことは書きたくもないだろうし、私もこうして毎日記事を書いてかなりの個人情報をさらけ出しているにもかかわらず、やはり書かないこと、書けないことも多いのです。常連で読んでくださっている方にも同じように思われているかもしれません。

 

 小説家、とくに「私小説」と呼ばれるジャンルの作家は、こういう部分もさらけ出しているから、多くの読者を得られるのかなあ、と思ったりもします。自分の隠したいことをあえてさらけ出すから、読む価値のある魅力ある作品が生まれているように思うのです。

 

 私の場合は、そう多くの人に読んでもらいたいわけではない、少数の人にわかってもらえればいい、という心境に達しつつありますが、ブログを書いている皆さんの方々には、もっと多くの人に読まれたい、評価されたい、と考えている方もいると思います。もしそう思うなら、もっとあけすけに自分の考え方を形成するきっかけになった体験を書いた方がいいように思いますね。読む方にとっては、それが面白いのですから。