先日来、youtubeでお好み焼きの動画をたまたま見て、久しぶりに食べたくなりました。ですがお好み焼き、というもの、ひとり者には外食で食べるにはかなり敷居の高いものです。
本場大阪や広島では一人でも食べる人がいるということですが、北海道では店自体が少なく、またひとりでは入りにくい雰囲気があり、ごくまれに他人と会食する機会があれば意図して選ぶことがありますが、ひとりでは入ったことがありません。むかし広島で1~2回、ひとりで入ったことがある程度です。
お好み焼きって、なぜか本場では店の人が焼いてくれるのに、地方ではセルフで焼かせる店が多いですよね。これも以前になぜそうなのか、という理由を何かの本で読んだ覚えがあります。確か地方では腕のいい店員がいないので自分で焼かせるようになったのでは、とかいうような内容だった覚えがあります。
ちなみに最初に住んだ金沢では、大阪風の混ぜ焼きスタイルの店が多かったように思います。「すみや」とかいう店で初めてお飲み焼きを食べた覚えがありますが、もう遠い昔になくなってしまいました。ここではセルフ焼きだった覚えがあります。もっとも、当時大阪の「ぼてぢゅう」の支店があり、ここでは店員が焼いてくれたような気もします。
その次に住んだ岡山というところは、二つの本場、大阪と広島の中間地点です。ここでのお好み焼き事情は、私は住んでいた当時の話ですが、家族で外食に行くような中心部の店は大阪風、郊外の住宅地でおばさんがやっているような店は広島風だった記憶があります。
私はここで初めて広島風を食べ、何でもごてごて入れるのが好きな私のこと、中に焼きそばを入れる広島風の方が好みとなりました。
家でお好み焼きを作るときは素人でも簡単に作れる大阪風で、「広島風を作ってほしい」と所望しても作ってもらえず、余計広島風への渇望が生まれたのかもしれません。
その後住んだ山口ではなぜかほとんど食べた記憶がありません。店もなかったような気がします。私が住んでいた宇部というところは大都市ではないので、お好み焼き屋が少なかったのはないかと思います。
その後、私がひとり暮らしをするようになってから、親が広島に転勤になったので、帰省先が広島だったことがあるのですが、このときはもちろん広島風で、テイクアウトの形で何度か食べが覚えがあります。店にひとりで入って食べたのは、もっと後に旅行したときだったでしょうか?
お好み焼きの思い出話になりましたが、次回はいよいよ実作です。もちろん、無理矢理広島風を作ります。