写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

96  焼酎飲み比べ<その4>~8種類の総合評価

 昨日まで3日間に分けて、焼酎8種類の飲み比べをやってみました。特に初日2日目の飲み方は、正直飲み過ぎ感があり、よろしくなかったのですが、まあ実験的に飲んでみたわけです。できるだけ同じ条件で比べてみるため、量を同じように測って入れたので、やはりなんだか実験のようでした。

 

 さて、ストレート・水割り・お湯割りという3種類の飲み方で8種類の焼酎を飲み比べての総合評価を書いておきます。ずっと同じことを書いていますが、違いは感じるものの、これを文章で書き表すのは至難の業で、個人的な感想に過ぎません。そこはご承知おきください。

 

 ①白岳(熊本・米焼酎

 どの飲み方でも比較的飲みやすい、と感じました。いちばん気に入ったのは水割りですかね。スッと入ってきます。お湯割りにすると、日本酒の熱燗寄りになるかな、という印象でした。米焼酎だけあって、日本酒に一番近いかな、とも思いました。

 

 

 ②いいちこ(大分・麦焼酎

 甲類焼酎は別にすると、いちばん癖がなく、無難な焼酎かな、と思います。ほわっとしたまろやかさを感じます。でも、芋焼酎黒糖焼酎と比べると、すっきりしていますね。どの飲み方でも悪くはなく、総合点は高いかも。

 


 ③雲海(宮崎・そば焼酎

 かすかですが、ある種の爽やかさや清涼感を感じます。お湯割りがいちばん印象がよく、このときだけわずかにそば感を感じました、ただ、このような飲み比べでは芋焼酎と麦・米焼酎の間に埋没して個性を感じられないようにも思います。 

 


 ④黒霧島(宮崎・芋焼酎黒麹)

 飲み比べをするきっかけになった芋焼酎ですが、イメージよりもモワモワしていませんでした。甘くて柔らかい印象。どの飲み方でも悪くはないですが、私の場合は水割りかな、という感じ。でもストレートで一口飲むのも悪くない、と思いました。

 


 ⑤さつま白波(鹿児島・芋焼酎白麹)

 昔の芋焼酎のイメージで、もっとモワッとしているのかな、と思いましたが、今回飲んでみると、そんな感じはしませんでした。「黒霧島」より、匂いや舌への感触、アルコール感が強いように思いました。ちょっとした甘さとどっしり感がありますね。

 


 ⑥喜界島黒糖焼酎・鹿児島県奄美地方)

 黒糖、というイメージ先行だったせいか、正直、ストレートと水割りは今ひとつ。ところがお湯割りでは印象ががらっと変わり、黒糖をイメージさせる甘味や香りが効いてきて、お湯割りの中ではいちばんうまい、と感じました。これはお湯割り一択ですね。

 


 ⑦久米島の久米仙(沖縄・泡盛

 他の焼酎よりアルコール度数が高いせいか、アルコール感とシャープさ、そして舌触りの熱さを感じました。でも、他に米焼酎もあったせいか、これも飲み比べでは埋没した感があります。米原料でも日本酒感はなく、「白岳」と比べるとコクを感じました。

 <追記>その後、常温の水で割って飲んでみたら、なぜかいちばん「うまい」と感じました。

 


 ⑧鏡月(韓国・甲類焼酎)

 乙類焼酎と飲み比べてみるとやはり別物感があります。他と比べながら飲んでいると、いつもは感じない、スッとした感じがしました。これはとりあえず酔いたいときにストレートで一口飲むか、あるいは混ぜ物をして割る飲み方がいいと思います。

 

 やはり意を尽くせませんね。違った順番、組み合わせで比較したらまた違った感想を持つようにも思います。酒の飲み比べ記事に挑戦しましたが、文章表現がなかなか難しいものです。

 

 飲み方の比較ではやはりストレートではキツすぎでした。まあ「黒霧島」や「いいちこ」、あるいは「鏡月」を一口飲むぐらいならいいですけど。冷やして氷と水を入れるなどした方が無難です。そして案外いいのが、お湯割り。黒糖やそば、米焼酎などのお湯割りは侮れないな、と思いました。

 

  あと、マイナーな原料から造る焼酎もあるようですね。そのなかで「粕取り焼酎」という酒粕から造る焼酎は興味があります。機会があれば入手したいものです。