昨日まで焼酎飲み比べの記事を連載してきました。あれやこれやよくわからない、微妙な違いを何とか文章にしてみましたが、なかなか難しいものです。
私もこうしてあれこれ飲み比べ、食べ比べの記事を書いているわけですし、あちこちのブログやyoutubeにも食べ比べや実食レポートが載っているわけです。
ですが、批評する人より本当は作っている人の方がえらいのですよね。焼酎にしても、特に喜界島とか久米島とか、こういう南の離島で焼酎を造っている人はどうしてこういう島で仕事をしているのだろう、と思うし、それがまた北海道まで流通して、島の基幹産業になっているのだろうな、と思います。日本の離島を支えているとも言えますね。
工場勤め以上にえらいと思うのが、町中華のような食堂で毎日料理を作っている人で、きっと朝早くから仕込みをして、一生懸命料理を作り、経営もして、こんなブログやyoutubeをつくるどころか見る暇もなく、ひたすら働いているのでしょう。
まず皆さん、誇りを持って、一生懸命にいいもの、おいしいものを作ろうとしているのですから、比較してあっちがいい、こっちがいい、なんてことは本当は言えないのかもしれません。近頃は食堂や商品はもとより、医者や公共施設の類まで点数化して評価しますが、あれってどうなのかな、って思っています。
それぞれ、自分たちがつくっているものがいちばんであると信じて毎日仕事に励んでいるのでしょうね。私のようにグダグダ仕事をしている人間とは違います。私のような人間が比較してあれこれ批評する、という行為は本当は失礼なのかもしれないなあ、と思いながら飲み比べ記事を書いていました。