さて、北陸鉄道の浅野川線に乗車します。ホテルを出て、北鉄金沢7時7分発の電車に乗ります。休日早朝の郊外行きですから乗客は4~5人しかいません。地下駅なのに改札は自動化されておらず、違和感を感じます。電車は地下化されたとき、東京の電車をもらってきたのでしたが、今回も元東京の地下鉄かなんかを走っていた電車でした。
地下線をすぐ抜け、あとは昔ながらの路線です。もちろん、30数年の間に景色は変わっているのでしょうが、浅野川の堤防下を走るのでそこまで極端に印象が変わるわけではありません。ただ、大きな古い家が空き家になり、障子が破れているのが印象に残りました。
粟ヶ崎駅の直前に大野川という川、というより水路に近い感じなのですが、その川を低い鉄橋で渡るところがあり、これがのこの線の代表的な景観となっています。写真もだいたいここで撮られますね。粟ヶ崎駅は東京の大型電車が入ったとき、鉄橋にはみ出してしまうので川の方向に延長され、一部が川の上にあります。
その次にが終点内灘駅ですが、着く前にユーミンらしき人の歌が流れます。駅に着いてから掲示があってわかったのですが、この歌、ユーミンの「acacia」という歌でこの歌、能登半島でつくられ、内灘はアカシアの木が多いので、この歌を到着メロディーに採用した、というようなことでした。内灘駅7時18分着。駅員がいて集札しています。