写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

25  3日目夕方 金沢本多町の鈴木大拙館(2024年8月12日)

    近江町市場は空振りでしたが、15時59分武蔵ヶ辻発東部車庫行きバスに乗り、本多町の停留所で降ります。そして16時15分ごろ鈴木大拙に入ります。

 

 この人、子供の頃、このあたりに住んでいたときから生誕地を示す石碑だけはあったのですが、どういう人か知らず、何者だろうと思っていました。

 

 その後、禅を世界に紹介した国際的な仏教哲学者だと知ったのですが、近年になって記念館ができたというので行ってみることにしたのです。ちなみに入館料は310円でした。

 

 中に入ると、展示物は書などが少しある程度、石と水だけで構成されている「水鏡の庭」という草木の全くない庭があります。まあ後景には森があるのですが。この水を張ってある庭が有名らしいのです。そこそこ人が入っていますが、この鈴木大拙という人物、そんなに知られているのだろうか、と思います。

 

 方形で構成され無機質、極めて人工的な庭なのですが、これが禅の「無の境地」を表しているのだろうか、などと考えてたたずんでいました。そういう思索をするための庭らしいです。そして外に出たのですが、なぜか館外から池が眺められるようになっています。ちょっと裏の木が生えている遊歩道まで回ってみました。このあたりは昔は開放されていなかったように思います。

 

 16時45分頃に出て、案内表示があったので、鈴木大拙生誕碑は今でも残っているのだろうか、と探してみます。少し迷ったのですがありました。ただし子供の頃にあったものと同一のものか、まではわかりませんでした。