南海電車の難波駅から、ちょっと戸惑いましたが、それでも地下の大阪難波駅に着きます。今度は阪神なんば線に初乗りです。この線、昔は西九条までしか通じていなかったのですが、長年難波延伸が予定されていながら果たせなかったのです。阪神本線の淀川橋梁から見ると下流に妙に川面から近いところに低くて長い鉄道橋が見え、ずっと気になっていました。2009年に近鉄の難波駅まで直通し、「阪神なんば線」になったのです。これが未乗だったので、是非乗ってみたい、ということで乗ってみることにしたというわけです。
ところが大阪難波駅の運賃表示を見ると、梅田行きの運賃表示がありません。私は尼崎で乗り換えて梅田に行くつもりですが、そんな酔狂な乗り方をする人は普通おらず、地下鉄で梅田に行くものでしょう。仕方ないので手前の福島駅までが370円だったので、370円の切符を買います。
ホームに降りると、近鉄の二階建て特急が地下線に停まっています。地元民には違和感がないのでしょうが、私のような者にとっては実に面白い光景です。
さて、9時25分発、阪神なんば線快速急行に乗ります。もっとも混雑していてロングシート車ですから外は見にくいです。地下線でも外を見たいのですが。西九条駅付近で地上に上がり、今度は高架線になるのですが、防音シールドが覆っていて、これまたほとんどそ外を見ることができません。もっとも、その防音シールドを眺めること自体が目的だったりもするのですが。札幌の地下鉄南北線の地上区間のような雰囲気ですが、まだ新しいので白っぽい感じです。
そしてまた地上に戻り、長年気になっていた、淀川にかかる長くて低い橋梁を渡ります。この橋、堤防の高さより低いため、防災上の問題があり、掛け替えられることになっています。実際、橋の横では橋桁の工事が行われていました。いつ完成するのかわかりませんが、架け替え前に乗れたのでとりあえず気が済みました。大きな川を水面近くで渡るので、興趣をそそられます。
9:40尼崎着。メモでは41~43分頃と書いているのでちょっと遅れたのかもしれません。そして阪神本線に乗り換えます。尼崎発9時44分特急に乗り、今度は阪神本線の淀川橋梁を渡り、地下線に入って今度は9:52(メモでは56分ごろになっているので、これも遅れたのかもしれません)大阪梅田着。きっぷが前の駅までの料金のものだったので精算機に入れてみたが反応せず、今度はそのまま改札機に入れたら問題なく通れました。