皿うどんを食べ終わって、そのあと、ローソンがあったので「六十餘洲」という長崎の地酒のカップを買います。271円。これを持って帰ってホテルで飲んで寝よう、と思ったのですが、すぐ先が出島のようです。しかも夜なのにまだ開いているようでした。
ということで、予定を変更して、夜の出島見物。約20年ぶり2回目です。以前来たときよりも整備が進んだ感じがします。夏だからか、21時までやっているとのことでした。後で確認したら一年中夜まで開いているようです。
さて、橋を渡って出島に入ります。入場料520円。江戸時代の出島は文字通り埋め立てでできた扇型の島が長崎港に出っ張って存在していたのですが、今は埋め立てが進んで町中にあります。ここにオランダ人がいたのですね。
夜で暗かったのですが、時間があったので大体の建物や展示を一通り見ることができました。蔵が多かったのですが、特にカピタン(商館長)部屋は和洋折衷のしつらえで面白く感じました。長崎に来たのは新幹線に乗るのが目的で、何も見ないつもりだったのでしたが、夜なのに開いていてラッキーでした。思いがけず一つ見物できてよかったです。
輸出品と輸入品が展示してありましたが、陶磁器はメインではなかったのか、と思いました。ローマ字表記の酒や醤油の瓶があったがこういうものも輸出していたのだろう、と思われます。ただ、こういうところを一通り見ると、専門的知識のない人間にとっては似たようなものがいろいろ展示してあるので、印象に残るものがかえって少なくなってしまうという気もします。
8時半頃までいましたが、閉館に近づいたので、出島を囲っている堀にかけてある橋を渡り、ホテルに戻ります。