写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

84  博多駅で買った「博多通りもん」を実食

 今夏の旅行で何種類もお土産菓子を買ってきたのですが、いくつかは現地のホテルで食べました。基本的に一人暮らしですから、自分の食べ比べのために買ったのですが、金沢の「紙ふうせん」だけは他人へのお土産用にしました。

 

 で、実は持ち帰りお菓子実食の第一弾だったのが、九州福岡の博多通りもんでした。

 

 いろいろ買った中でこれを最初に食べたのは、率直に言って「食べやすそう」だったからです。他のお菓子が一度開けてしまうと早めに食べなければいけないのに対し、この「博多通りもん」は、個別包装されたまんじゅうなので、1個だけ試食するのに適しています。

 

 この「博多通りもん」という菓子、あまり歴史のない菓子で、平成に入ってから発売されたようです。それでも30年ぐらい経っているでしょうが。

 

 20年以上前ですが、福岡空港で売り出し中とのことで勧められて買った覚えありますが、そのときはそこまで印象に残りませんでした。

 

 今回の旅行でも、私は伝統銘菓が好きで、あまり歴史のないお菓子には心が動かず、一回目に博多駅を通ったときは別の菓子を買い、この博多通りもん」の購入を見送りました

 

 ただ、この菓子の土産物屋における積み上げられ方が圧倒的なのですね。ですからやはり気になって、帰りに再度博多駅を通った際、5個入りのパックを買ってしまいました。こういう自分へのお土産用と思われる少量パックの場合、お菓子の由来などが書かれた「しおり」がついていないのですが、実際私のニーズはひとりで食べるためですから、やむを得ません。

 

 ということで、北海道に帰ってから、早速試食。開けてみると、思っていたよりは小さくて平べったい饅頭です。一口食べると、かすかにバターの香りがします。「博多西洋和菓子」を名乗っているようですが、なるほど、と思います。

 

 餡もねっとり、というほどではありませんが、しっとりしていて、いわゆる和菓子の白あんとは違います。もっと黄色くて、味が濃厚。食べてみると、確かにかなりうまいです。買う前は「何でこんなに売れているのだろう」と思っていましたが、実食して納得。

 

    歴史が浅い分、和洋折衷の現代的なお菓子で今の時代のお土産として広く受け入れられやすいのでしょう。何しろ食べやすいですし、ついつい何個も食べたくなってしまいますよね。売り出した当初のキャッチフレーズが「傑作まんじゅう」とのことでしたが、これまた、なるほどなあ、と思います。

 

 2個食べてしまいましたが、あと3個、もったいないなあ、と思います。でも大事にしすぎて賞味期限を過ぎてしまわないように、早めに食べておくことにしたいと思います。