タクシーに乗ってヴィエンチャンの街中を走ります。田舎っぽいですが、それでもまあまあ開けてはいます。町のあちこちには国旗と共に鎌と槌のソビエトマークの旗があり、ここも社会主義国だったか、と改めて感じます。
街頭の広告、あるいは各種の案内表示は中国語韓国語ばかりで、日本語はほとんど見かけません。ただ、空港は日本の援助でできたようで、その旨を示す碑がありました。今の日本はかつての援助ばかりが目について、商売では中国韓国に後れを取って影が薄くなっているな、と思います。この国は中国の影響が強いとは聞いていましたので、中国語には驚きませんでしたが、ひらがなカタカナがほとんどないのにハングルが目立つのは意外でした。
タクシーは問題なく走り、16時30分頃、予約していた「V Hotel Vientian」というホテルに到着しました。フロントはラオス人の若い男性でしたが、愛想がいいです。506号室を指定されました。ただ、このホテル、結構古いようです。エアコンの付け方が分からずホテルの人に来てもらいました。テレビは韓国のサムスンでした。ちなみに宿泊料は5565円。ラオスの物価水準からすると安くはありません。
一応「リバービュー」で、部屋からメコン川が見えます。川が見えない部屋は安いようです。ただ、この部屋でも真下にはトタン屋根の店が見えますが。
気候は違いますが、風景はロシアのハバロフスクのホテルから見たアムール川の流れと似ています。アムール川よりメコン川の方がやや川幅が狭い感じがします。
向こう岸はタイ領で森になっていますが、多少建物も見えます。メコン川の夕日をじっくり眺められました。