この時期になると、鮎が食べたくなります。ところが地元のスーパーにも鮮魚店にもありません。というか、北海道で鮎、というのはなかなか入手が難しい魚で、以前住んでいた都市部の大型スーパーでもほとんど置いてありませんでした。そして最近通っている、桑園イオンにも置いていないのです。どうもイオン系の店には置いていないような気がします。
先日キングサリを見に行った折、豊平公園近くの「東光ストア」というスーパーで見かけた気がしたので、買おうと思ったら、今度はおいていませんでした。幸い、夕方に東急百貨店に行くと、半額で売っていたので買いました。半額でも高いのですけど。定価なら2匹で1000円以上していたので、いくら好物とはいえ、躊躇したでしょう。半額なら勿論買うことになります。
そして家で鮎を塩焼きにして食べました。淡泊で、「香魚」というくらいで香り、というほどではありませんが、それを感じるような品のよい味がします。酢醤油で食べますが、大好物ですから、おいしかったものの、いっぺんに2匹も食べて食べ過ぎでした。このところおなかがますます出てきて困っています。
次の週は、また桑園イオンに行ったのでしたが、やはり鮎はおいてありませんでした。行く時間が遅かったので東急百貨店は閉店しています。ということで入手できませんでしたが、代わりに「チップ」を一匹398円で売っていました。これは鮎以上にレアな魚です。鮎と違って北海道の魚ですが、「姫鱒」のことです。紅鮭の陸封型の魚、ということでした。ですからサケマス類ですね。
鮎は養殖物で初夏から夏にかけてあるところではいつも売っていますが、チップはごく限られた時期にしか売り場で見かけません。鮎ほどの執着はありませんが、値段も不当に高くありませんし、買ってみました。
これも塩焼きにして食べたのですが、淡水魚らしい、鮎に通じる淡泊さで、いつも食べているような鮭の切り身とは味わいが違います。
贅沢と言えば贅沢ですが、まあ買えるうちに買って食べておくのも悪くないでしょう、ということにしておきます。