選挙が終わったら社民党とNHK党についての記事を書こうと思っていました。
というのはこの2党については1議席がとれるかどうかというところだったので、結果を見てみないとあれこれ論評するのが難しいと考えたからです。
社民党について1議席を取ったのでとりあえずすぐ記事を書くことができましたが、NHK党については今回1議席も取れませんでした。そうなると論評する気が失せてしまい、すぐ書く気にはなりませんでした。仮に取っていたら大批判記事を書くところだったのですがね。
ということで、NHK党が1議席も取らなかったことは大変良かったと思っています。ホッとしました。あるいは参政党あたりに票を取られたのでしょうかね?
この党、「NHKをぶっ壊す」といって一部の支持を集めて6年前に1議席取ったのでしたが、立花孝志氏が調子に乗って当選したのに参議院議員をすぐやめてあちこちの選挙に立候補しまくったり、訳の分からない行動を取り続けていました。この人、別に議員になりたくはなかったのでしょう。「元議員」の肩書きがあれば十分だったのではないでしょうか?
しかし、NHK党の行状が世間に知れわたった後の前回の参議院選挙でも1議席を取ってしまい、衝撃を受けました。その後も兵庫県知事選挙で「二馬力選挙」をやって斉藤知事の当選に「貢献」してしまったりと、訳のわからない行動をしていても、それに一定の支持があるだろうと思い、今回も議席を取ってしまうのではないかと懸念していました。
私は参政党にもれいわ新選組にも批判的ですが、NHK党よりはさすがにマシだと思っています。NHK党は「NHKをぶっ壊す」といっていましたが、このままでは「日本をぶっ壊す」のではないかと思っていました。
参政党やれいわ新選組にも言えることですが、どうもこの3党にはオキテ破り、破壊願望、もっと言うと破滅願望でもあるのではないか、ということを感じるのです。
「参政党」と「れいわ」とに関しては、この党が伸びると結果的に日本は破滅するのではないか、という危惧ですが、NHK党の場合、この党とその支持者はもっとストレートに、日本の秩序を壊したいのだな、と思ってしまいます。
右翼左翼ではなく、「下翼」だ、という評論がありましたが、これがぴったり当てはまっていると思います。
もう二度と当選しないでほしいものですが、しかし安心していられません。立花孝志氏、兵庫県で当選ラインからを大分下回って7位で落選しましたが、それでも法定得票を上回る15万票を取って、共産党より上なのですね。
正直、あれだけのことをしてまだこれだけの得票があるのには呆れてしまいます。まあ、日本の現状に鬱屈したものを持って、減税とか外国人がどうのこうのという以前にこの国を一度破綻させたい、と思っている人たちなのか、と思っています。
結局「大」かどうかはともかく、批判記事になってしまいました。