タイ東北部の国境の町、ノンカイ駅を7時45分定刻に出発しました。隣の線路には中国のコンテナがありあました。今後、ラオス中国鉄道と連結されるのでしょう。2029年にメコン川に新しい鉄道専用橋が架設されるという情報を目にしました。今回、夜間に鉄道道路併用橋を通過したのですが、まだこれが稼働しているうちにもう一度昼間に渡ってみたいものです。
さて、2等車はガラガラです。欧米人の夫婦がいましたが、夫の方の席は進行方向後ろ向きで居心地が悪そうです。すぐ止まって長時間停車しました。行き合いの待ち合わせをしているようですが、それでも長いです。これで時刻表よりかなり遅れました。
検札が来ました。そんなに暑くないのに、冷房がキツく、寒いので上着を着ます。2等車には冷房があるのですが、効きすぎです。そのくせ車内灯は消えていて暗いのです。
ウドンタニには25分程遅れで定刻8時14分着のところ8時40分着でした。なんだか「うどん谷」という言葉が頭に浮かびました。このあたりの景色は熱帯にありがちな木とヤシと赤土の風景です。
車販で鳥の丸焼きを売る人が数人いますが、一匹売りのようで、これでは大き過ぎてくて買えないなあ、と思います。
風景の方ですが、さとうきび畑が多いようで、牛もいます。白い茎がにょっきり出ているキャッサバ畑があります。これは初めてタイに行ったときよく見かけたのですが、何の作物だかわからず、一度ブログに「何の畑なんだろう」という主旨の記事を書いたら、毎度おなじみ「ナツネコ」さんのおかげでキャッサバ畑だとわかった次第です。
何度も鳥の丸焼きを売りにきていい匂いもするので、食べきれるかなあ、と思いつつ、ついに買ってしまいました。100バーツでした。いい匂いがしたのは他の売人の鳥だったようで、私が買った鳥は冷めていました。それに竹の棒に挟んでいるものですが、実際に食べてみると案外食べるところが少ないのです。ということで全部食べてしまいました。ゴミ箱がなく、骨や食べかすはビニール袋に入れて座席の下に置くしかありません。
ラオスで焼き鳥(?)を食べて下痢した後だったので大丈夫かな、と思いましたが、問題なし。タイならば衛生面で大丈夫のようでした。ラオスで買った下痢止めもあるし、初めてタイに行ったとき、あればよかった、と思ったので持ってきたウェットティッシュも役に立ちました。