以前、「焼酎飲み比べ」の記事を書いたとき、「ロックでの飲み比べはしないのか」という指摘がありました。冬場はずっとお湯割りで飲んでいたのですが、夏場になり、氷を入れて飲むことが多くなったので、ここでまとめておきたいと思います。
家にある焼酎ですが、①黒霧島(宮崎・芋焼酎黒麹)、②さつま白波(鹿児島・芋焼酎白麹)、③喜界島(鹿児島県奄美・黒糖焼酎)、④白岳(熊本・米焼酎)、⑤雲海(宮崎・そば焼酎)、⑥いいちこ(大分・麦焼酎)、⑦久米島の久米仙(沖縄・泡盛)、⑧鏡月(韓国・甲類焼酎)、⑨喜多里(北海道・ジャガイモ焼酎)⑩初代泰蔵(北海道・粕取り焼酎)です。収集癖があるので、大枚はたいて10種類も買いそろえてしまいました。
①の「黒霧島」は、芋焼酎なので他と区別がつきやすく、甘みとクリア感が同居しています。ですが私としてはお湯割りの方がいいかな、という気がします。
②の「さつま白波」は、やはり芋焼酎なので、他と区別がつきやすいのですが、「黒霧島」と区別がつくか、というと難しいのです。「さつま白波」の方がややマイルドで甘さも強い、というところでしょうか?後味に「モワッ」とした芋焼酎感は残りますね。
③の「喜界島」ですが、やはりお湯割りの方がフワーッと風味が広がるのでこちらの方が好みです。ロックでは風味が抑えられる、閉じ込められる、という印象なのです。ですが、黒糖焼酎は個性が強いので、冷たくてもある種の甘みと爽やかさを感じます。そう悪くありません。というか好きです。
④白岳、⑤雲海、⑥いいちこの三種ですが、実は飲み比べを続けるほどに区別がつかなくなってきました。あえて言えば、「白岳」はモワモワしているようですっきりしているようでもあり、ある意味で個性がありません。お湯割りの時の日本酒感がなくなるのです。「雲海」もお湯割りと同様に爽やかですが、ロックだからといって、爽やかさが強調されるような感じはありません。「いいちこ」はまろやか、という気がするのですが、これも氷で抑え込まれて個性が出にくい感じがします。
⑦の「久米島の久米仙」ですが、これ、度数が他のものより高いせいか、普通の水で割った方がおいしいのです。ただ氷を入れただけだと、度数が強くて、モワモワ感があります。氷が溶けてくると飲みやすくなるのですが。
⑧「鏡月」は甲類なので、元々個性のないのが個性、というところです。無味ですね。混ぜ物をして他の飲み物にアルコール感を出すとき使った方がいいのでしょう。
⑨の「喜多里」ですが、エグ味があって、飲むとすぐ区別はつくのですが、ロックに限らず、正直、あまりおいしいとは思えません。あくまで飲み比べ用、という感じです。昔の(さつま)芋焼酎も、モワーッとした独特な匂いがありましたが、今は改善されています。洗練の余地があると思うので、製法の改善を期待したいものです。
⑩の「初代泰蔵」ですが、他の焼酎よりやや価格が高く、高級感があります。粕取り焼酎なので日本酒感がありますが、やはりロックだと、風味が抑えられて、お湯割りより酒粕感が薄れます。
結論としては、夏は暑いのでロックにしがちですが、氷でそれぞれの個性が抑えられ、飲み比べでは区別がつきにくくなります。芋焼酎と黒糖焼酎、ジャガイモ焼酎の違いはわかりますが、それ以外は「ビミョー」となってしまいますね。
飲み比べはやはりストレートかお湯割りで、ということになってしまうのでしょうか?