7月の参議院選挙で参政党が大躍進して以来、いろいろな人が参政党に関して、あれこれ考察したり、感想を書いています。私もこの政党の大躍進が不思議で仕方がなく、そうした論考を見つけると読んでしまうのです。
私が見るところ、参政党というのはどうも「イキがっている」ところがあります。私はそういうノリが大嫌いなのですが、そういうのに刺さる人がいるのでしょう。参政党の「保守」主義(私は以前から書いているように「右翼革新」だと思っていますが)というのは、なにか思想があってやっているというより、イキがっている国粋主義、という感じがするのです。国粋主義に酔っている、という感じなのですね。
ヤンキーが特攻服を着たり、漢字で「夜露死苦」とか、妙な文句を書いてイキがったりしますが、あれに通じる類のイキがり方です。でないと「特攻隊のあとに続け」というような趣旨のポスターを作ったりしないでしょう。たいした思想がないのにイキがって国粋主義をまき散らしているように思うのです。
参政党の「創憲」案を読んでみると、本気でこれがいいと思っているのか、という内容ですが、人権保障がどうこうとか、国家機構がどうこうという憲法に本来書き込む内容よりも、これがかっこいい、とイキがって書いている内容が多い、というフシがあります。
参政党よりずっと以前、多分80年代ぐらいからだと思いますが、こういうイキがり方はありました。風俗の面で国粋主義が出てきたのが80年代、それが21世紀に入る頃から政治にも影響し始めたのですね。
私の仮説ですが、これ、ヤンキー学生の教師への反抗が教員組合である日教組批判につながって、その上の保守政界の日教組批判と結びついてしまったのではないか、という気がしています。
ですから今の右翼は「教育勅語尊重」などと言っている割には、それを実践しようなどという運動をしないわけです。いわゆる「ヤンキー右翼」です。
近頃露骨な不良性は持たなくてもそれに近い価値観を持つ「マイルドヤンキー」という層が生じていると言われていますが、今回この層が生活苦もあって参政党支持に動いたのではないか、と言う仮説も持っています。
これとは別に、参政党の躍進以前から、「岩盤保守層」というのが形成されたと言われていて、これもどうして形成されてきたのかなあ、というのが不思議です。
いずれ、この「マイルド」も含めた「ヤンキー」と右翼の関係や、それと「岩盤保守層」あるいは「ネトウヨ=ネット右翼」はどう違うのか、を考えてみたいと思っています。
一方、石破首相は鉄道・軍事・あるいはキャンディーズなどのアイドル好きといわれていて、オタク気質のある人ですが、実はこのところの石破氏辞職の圧力と擁護論は、保守とリベラルに見えて、実はヤンキーとオタクのせめぎ合いだったりするのではないか、という気もしているのです。もちろん私はオタク派なのですが。