高速バスで岩内のバスターミナルに着きました。ターミナルの券売機は故障していました。道の駅もあり、多分このあたりに旧岩内駅があったのでしょう。
岩内という街は寿司屋が多いようです。風があって日陰は暑くありません。でも日向に出るとやはり暑いです。
岩内なんてインバウンドとは無縁そうですが、中国人観光客の一団がいました。こんなところにもいるんだ、と思います。
水をためて動くシーソーのような水車のような、水車というより背が高くて風車ぐらいの大きさですが、とにかくそんなオブジェがありました。
16時に岩内ターミナルから寿都行きのニセコバスが発車します。他の乗客は3人だけ。このバス、大赤字だろうと思います。
「七部落」とか「八部落」なんていう名前の停留所を過ぎていきます。午後の陽射しにキラキラ海が光る日本海がきれいです。太平洋側は津波警報が出ており、予定通りの行程で行けるか気になりますが、1日目からこんな海を眺めることができただけもいいや、と満足します。
しばらくすると、比較的新しい、非常に長大なトンネルが6~7本続きます。落石や波浪の被害防止の為にこんな長いトンネルを何本も掘ったのでしょう。これはこれで面白く感じます。
ただ、このあたり「雷電海岸」と言いますが、その景色はあまり見られないわけです。蘭越町に入るとトンネルは途切れますが、蘭越町の中心部は山間部ですから、このあたりは岩内町か寿都町に入ってしまえばいいのに、なんて考えてしまいます。
しばらく行くと寿都町に入ります。「鰊御殿」なるバス停があり、ここでひとりがバスを降ります。確かに立派な鰊御殿風の家屋がありましたが、人は住んでいない様子です。ちょっと見物したい気分になりましたが、開いているのかどうかもわからず、また、ここでバスを降りるわけにも行かないので断念しました。
海辺から離れ、一度道を外れ、「ゆべつのゆ」というおそらく町営の温泉施設の前を通ります。ここは繁盛している様子で、何台も車が止まっていました。
そして17時8分が定時ですが、1分遅れぐらいで寿都ターミナル到着。料金は1740円でした。