写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

13  2日目午後 熊石から江差行きのバスに乗り継ぐ<その2>(2025年7月31日)

 熊石から江差行きのバスに乗っています。

 

 漁村の小さな集落になぜか豆腐屋がありました。どうして経営が成り立っているのか不思議です。遠くまで出荷しているのか、あるいは地域の人だけを相手のこぢんまりと営業しているのか。

 

 本来海岸沿いに江差まで走るのですが、烏山トンネルというところの前の地点で、土砂崩れがあったらしく、通行止め。バスは左に曲がって、迂回路を走り、スピードを上げます。山奥を大回りするのですが、その間バス停はありません。

 

 内陸部の迂回路を走るわけですが、こんな山奥にも農家があり、蕎麦畑なんかがあります。こんなところにも住んでいる人がいて、畑があるのが不思議な感じがします。同じ日本ですが、どうして暮らしているのだろうな、と思ってしまいます。平坦なところでは水田もありました。そして白い子馬が一頭いたのが印象に残りました。

 

 迂回路が終わり、乙部町に入ってまた海辺に戻ります。一度通行止めのトンネル手前の館浦というバス停まで引き返します。無駄ではないかと思ったのですが、一度行って引き返す途中の町民会館前というバス停で初めて客が乗りました。無駄ではなかったわけです。

 

 このあたりで、私の座っている席、海側の前から2番目の席を選んで座っていたのですが、ここのあたりに大きな蜂が止まっていて怖いです。ということで後ろに席を移しました。

 

 乙部の街を通って、また走って行くのですが、海の見える高台を走ります。「海水プール」なるものの看板があり、風力発電も見えます。

 

 江差の中心街から外れたところ、中心部に入る手前ぐらいに、高校・病院・大型店が集まる地域があります。乙部町厚沢部町からの便宜や集客も期待してこのあたりに集積しているのでしょうが、車のない人にはかえって不便ではないか、と思います。

 

 やはりここで降りる客があり、またひとりになります。そしてまた海辺を眺め、15時22分頃、江差町中心部の入り口付近にある、中歌町のバス停に到着。ここで降ります。バス代は1500円でした。