バスに乗って江差に来ました。「中歌町」というバス停で降りたのは、旅館がここにあるからですが、まだ少し早いので、目の前にあった江差山車会館に行きます。2階は江差追分会館になっているようでした。
とりあえず長万部からトイレに行っていませんから、トイレの場所を聞いて入ります。追分会館入場料500円。愛想の良さそうな若い職員に荷物を預かってもらいます。
1階は「山車会館」で、立派な山車が2台展示してありました。船型のものと、ともう一つは「清正山」とかいう加藤清正の山車だったと思います。13台山車があるそうですが、神功皇后だったり、日本武尊、楠木正成、武田信玄、水戸黄門、伊達政宗など歴史的にはまちまちの人物の山車になっています。水戸黄門の「義公山」はもともと日露戦争の乃木将軍だったのが戦後水戸黄門になったのだとか。こういう歴史的経緯は興味深いですね。
そんなに大きな施設ではないのですが、説明のビデオを見ていたら時間がかかってしまいました。
2階は「江差追分会館」で、北前船に乗ってどう民謡が伝播したのか、という説明展示があったり、初代浜田喜一という昔の民謡歌手の公演のポスターや写真がありました。私は民謡には無知ですが、当時なかなか人気があったようです。やはりビデオを見ていたら時間がかかってしまいましたが、一時間近くいたのに、見物客は私ひとりだけのようでした。