先日、ナツネコさんの記事に刺激されて書いた「ひよ子と千鳥饅頭」の記事ですが、その中で、千鳥饅頭の店が出している「チロリアン」というお菓子について触れました。ロールクッキーにクリームが入ったお菓子ですが、子供の頃に食べたことがありますし、山口にいた頃は福岡の放送が入っていましたので、「ウィーン少年合唱団」が歌うコマーシャルをよく見ていました。
この記事を書いて以来、妙に「チロリアン」が懐かしくなりましたが、今は北海道暮らしですから、簡単には手に入りません。通販で買うほどでもないですし。
そう思っていたところ、札幌の三越で「チロリアン量り売り」がある、という告知を見つけました。三越ぐらいなら行ってもいいかな、と思い、さっそく出かけて買ってきました。ひとり暮らしですし、あんまり贅沢してもいけないので、ビニール袋入りの900円台のものを買いました。
精算のとき、横に「千鳥饅頭」も置いてあることに気づき、ちょっと気になりましたが、今回は「チロリアン」だけにしました。
「チロリアン」をつくっている「千鳥屋」は、のれん分けなどで複数の会社があるそうですが、今回買ったのは福岡の「千鳥饅頭総本舗」のものでした。
バニラ・コーヒー・チョコレート・ストロベリーの4種類が入っています。1種類ずつ4つ食べてみました。よく考えてみれば、「ゴーフル」を丸めたようなお菓子ですが、外側はクッキーであるということで「ゴーフル」より柔らかいですし、クリームももっと固いのか、と思っていたのですが、柔らかい食感のクリームでした。袋入りのせいか、たまに割れているのがあり、こういうのに当たるとがっかりします。
何種類かの味のものがまとめて入っている場合、各種が同じだけ残るようにして食べてしまうという性癖が私にはあります。ところが2～3回食べて、残りの数を確認すると、ストロベリー味だけが他のものよりも多く残っています。ということはストロベリー味が他の味よりも多く入っていたのですね。
懐かしい気持ちで食べましたが、購入する前、youtubeで当時のコマーシャルを見つけ、久しぶりに見てみました。「ウィーン少年合唱団」だと思っていたのは「ウィーンの森少年合唱団」だったそうで、この合唱団は今はなくなったそうです。このＣＭソング、途中の「歌を歌おう おいでよここに 歌を歌おう」の部分はわかるのですが、冒頭の部分が聞き取れません。どうやら「川を挟んで」と歌っているらしいです。こういう長年の疑問が解けると妙に嬉しいものです。
何度かそういう経験があるのですが、40年前のコマーシャルに刺激されて購入してしまったのですから、広告の力はすごいな、と思います。
