写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

55  手書き主義の私

 先日、ふと思い立って、ペン習字の本を持ち出して久しぶりに字を書いていましたが、これが案外精神衛生上いいようです。仕事でささくれ立った気持ちが落ち着きました。

 

 以前、資格マニアになっていた時期があって、そのとき硬筆検定も受けましたが、上位級はかなりレベルの高い試験で、草書やくずし字の読み書きなどもあり、1回2回受けたところでは合格が難しいらしく、受験を諦めておしまい、ということになっていました。

 

 でも、たまに草書体を書く勉強をしていると、また硬筆検定でも受けようかな、という気になってきます。でも余裕のあったのはこの日だけでしょうし、やはり1回だけで合格するのは至難の業らしいので、難しいかな、と思います。受験料も高いでしょうし。

 

 でも、早く仕事をやめてこういうことに没頭出来ればいいのに、とも思いました。老後の楽しみか励みになるといいのでしょうが。

 

 本当は毛筆もやりたいですが、今の家はマンションなので、墨汁の処理に困ります。ということでお預けになっています。暇な日にたまに書道をするのも面白いかもしれないですが。

 

 まあ、そうは言っても、普段はなかなか時間の取れないものです。

 

 ところで先日、仕事で、案内文書を十数通出すというものがありました。普通はパソコンでタックシールを印刷して、これを貼り付けます。ところが私はパソコンに弱いのでそういうことが苦手、一方で手書きが好き、というアナログ、というよりもはやアナクロなのかもしれませんが、全部手書きで宛名を書いてしまいました。

 

 仕事の効率上はよろしくなくて、時間のロス、下手をすればサボっている、と見られなくもないですが、日々の業務でストレスがたまりますから、たまにはこういうことでもしないとやっていられません。二枚書き損じて封筒も無駄にしてしまいましたが、たまにはいいですよね、と職場の誰もそういうことを言っていませんが、いいことにしましょう。

 

 近頃はちょっとした書き置きやメモもパソコンで打ち出す人が多くなっていますが、私は手書き主義です。

 

 こんな時代錯誤なことをしているより、パソコンのスキルを上げた方がいいのでしょうけどね。