今度は香港名物二階建てトラム(路面電車)に乗ります。とりあえず、中環駅で八達通(オクトパスカード)100ドルチャージしました。トラム乗り場までは地下から上に上って空中歩廊を渡り、結構時間がかかりました。砵甸乍街という、 W74という符号がついているトラムの停留所から香港名物の二階建て路面電車に乗ります。とりあえず、2~3本見送って様子を見ます。
そしてやってきた電車に乗り込みます。トラムの二階に上ります。冷房はありません。堅尼地域(ケネディタウン)まで行く電車に乗りました。これが西の終点です。冷房がなく、走っている時はいいのですが、止まると暑いです。運転手は女性でした。運賃は3ドルだそうですが、オクトパスカードで乗りました。
車両は123という車両番号がついている旧型車でした。電車の行き先表示にあった、堅尼地域(ケネディタウン)いう終点まで行くつもりだったのですが、終点ループ手前の爹核士街(デーヴィスストリート)というところが事実上の終点だったようで、ここで降りなければならなかったようです。ですが、ここでは私も含めて誰も降りないので、運転手が鐘を鳴らします。それでここで降りざるを得ないのか、とみんな気づき、降ります。二階に乗っている客は観光客と、子供連れの母子ばかりのようでした。一般乗客は終点のループ線区間には乗れないようでした。
2時半ごろだったと思いますが、西の終点の堅尼地域總站まで歩いて行って、しばらく終点のループ線をぐるっと回ってやってくる電車を眺めていたり、近くの海を眺めに行ったりしました。終点がループ線になっている路面電車はロシアで見かけましたし、海外ではよくあるようですが、日本ではありませんね。
ここから北角行き、というのに乗りたかったのですが、やってくるのは多くが支線に乗り入れる跑馬地行きで、たまに東の終点である筲箕湾行きが来るぐらいです。
私がいつまでも電車に乗らないので、係員が、これ筲箕湾行きですよというふりをしますが、私は乗りません。というのは、事情があり、どうしても途中にある北角止まりの電車に乗りたいのです。それが来るのを待っていたのですが、どうもこの堅尼地域から直接北角に行く電車は来ないようです。
そこで、やむをえず跑馬地行きの電車に乗ります。跑馬地というのは競馬場のことのようです。途中の屈地街というところで北角行きを見つけこれに乗り換えることにします。
電車の二階から香港の街並みを見ているとネイザンロードと同じように、昔よくあった、道路に横長に張り出した看板はほとんどなくなっています。ただビル工事の囲いや足場は今でも竹を組み合わせて作っていましたが、大丈夫なのかと思います。