写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

05 ユニクロ AIRismの国際比較(?)

 昨年来、あちこち旅行しました。私は現地調達主義で、出発の時はなるべく荷物を持たず、現地で必要なものを購入するようにしています。しかし、下着はなかなか購入が難しい、という印象を持つようになりました。

 

 結局、各国のユニクロを訪れ、下着を購入することにしました。そうなると、コレクション癖がウズウズしはじめます。下着なんてものは消耗品ですから、コレクションの対象ではありません。そのうち駄目になってしまいます。でも、こうしていくつか集まると、なんらかの形で残しておけないか、と思うようになりました。

 

 ということで、洗濯タグをスキャナーにかけて残しておくことにしました。こんなものをブログに載せるのはどうかとも思いましたが、半分は自分の記録のため、半分は物好きの方もいるかと思い、今回の記事を作成しました。どれも「AIRism」という下着の半袖シャツです。

 

 なお、ロシアにも行ったのですが、ハバロフスクウラジオストクにはユニクロの店舗がないようでした。モスクワにはあるらしいです。代わりにウラジオストクの「グンゼショップ」で「Body Wild」の半袖シャツを購入しています。ちなみに745ルーブル。2020年2月のレート換算で1273円ですね。

 

その1 台湾

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 2019年3月30日 台北の「統一時代百貨」店で購入 

 290元 (2020年2月のレート換算で1054円)

 インドネシア製のようですね。

 

その2 韓国

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 2019年4月27日 大邱の東城路店で購入。

 12900ウォン  (2020年2月のレート換算で1185円)

 同じ製品番号ですが、こちらは中国製です。

 

その3 タイ

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 2020年1月9日 バンコクのCentral World店で購入。

   390バーツ   (2020年2月のレート換算で1364円)

 同じものを買ったつもりだったのですが、型番が違います。それにタグを見ると繊維も違います。同じような袋に入っていたのですが、開けてみると肌触りや首回りが微妙に違っていました。全く同じものを買う、というのは難しいですね。こちらの方がやや高級品なのでしょうか?こちらも中国製です。

 

その4 日本

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 購入年月日は不明です。おそらく札幌駅前のエスタ店で購入したものです。

 値段も不明ですが、先日店舗を覗いたら、このシャツは980円のようでした。

 このような「コレクション」を始めるつもりがなかったので、それ以前に購入したもの。色も他のものは白ですが、これだけ黒いシャツです。繊維は韓国・台湾と同じですが、こちらはバングラデシュ製になっています。

 

 「ユニクロ」はもともと私が高校まで過ごした山口県宇部洋品店が発祥らしいです。当時私は服に興味がなく、前身の店には行ったことがありませんでした。それが世界あちこちに店舗がある、巨大グループになってしまったのです。「日本一の金持ち」とも噂される柳井正氏は高校の先輩らしいのですが、私は世界中(というとおおげさですが)でユニクロ製品を購入し、氏に奉仕していますね。少し還元してもらえないかな?(笑)

04 ヴァーチャル散歩

   仕事が終わり、家に帰ると、ネットを見て寝る日々です。

 

 そのなかでストリートビューを見て擬似旅行を楽しむことがあります。あちこち見ましたが、結局、韓国のソウルポルトガルリスボンがダントツに面白いです。やはり行ったことのない町は親しみがないし、土地勘がないのでストリートビューで今どこにいるのはわかりにくいです。行ったことのある町で結構気に入った町がいいのでしょうね。

 

 以前郵便局めぐりをしていたときに、群馬県前橋というのは意外といい町だ、という印象があって、見てみたのですが、いいところを見つけると、それ以外はこれ、というところを見つけられず、それだけで終わってしまいます。中小都市は見るところが限られてしまいますね。

 

 海外ではほかにマカオが面白いと思いました。香港もおもしろいですね。昨年来、香港・マカオに行きたいと思っているのですが、デモに続いてコロナウイルスでは、なかなか行きにくい感じがします。 

 

 札幌は以前から感じていたのですが、散歩して面白い町ではありません。ストリートビューを見ていても、すぐ飽きます。リアルの散歩が面白い町がヴァーチャル散歩でもやはり面白いのです。でも、尾道など、散歩したら面白い町ですが、狭い坂道までストリートビューの車が入って来れないので面白そうな小道を見ることができません。他の町でも、歩いて面白い市場やアーケード街が見られないケースが多く、これは残念ですね。

 

 結局、面白いのは大都市で、アップダウンがあり、歴史や伝統のある町、ということになるでしょう。ソウルとリスボンはその条件にあてはまります。ソウルは広いのでいろいろな町を今のところ飽きもせずに見ていることができますし、リスボンはソウルよりかなり小さいですが、その分、町並みや路地裏を走る路面電車の線路を追うのが楽しいです。

 

 東京は散歩したら面白い町だ、というのを聞いたことがありますが、よく行く割には親しみが湧かないので今のところあまり見ていないです。韓国の釜山もこの条件にあてはまりそうです。韓国の場合は、地元版の「ロードビュー」というのがあり、こちらの方が充実しています。2015年の韓国旅行は、これを見ているうちに行きたくなり、実際に旅行を実行してしまったのです。

 

 そのときは、ソウルの昔泊まった旅館のあとの町並みを見て、変わっているので驚きつつ、あそこは肉屋の跡で、その向かいは昔薬局で、あそこは喫茶店があって…なんて思い浮かべたりしています。その旅館のあった地区から大通りを一本越えた地区は伝統家屋が残っている地区で、ソウルに行くたび旅館のあった地区はよく歩いてだいたいは把握しているのですが、一本越えただけなのにこんなに散歩して楽しそうな地区があったのか、今度は行きたいな、と思ったりしました。

 

 あと、リスボンマカオが好きなので、ポルトガル系が好きなのかなあ、と思ったりします。リスボンの乗り物は、鉄道好きなら一見の価値はあります。この街には町を水平(でもないですが)に走る路面電車、斜めに走るケーブルカー、垂直に昇降するエレベーターがあって、これが同じ一日券で乗れるのです。さらに地下鉄もありますけど、これはどうってことなかったです。フィンランドヘルシンキなんかも悪くないのですが、気候の面だけでなくて、ちょっと無機質的な冷たい感じがしますね。

 

 年を取ってからあちこち歩き回るのは難しそうなので、今のうち、いい坂道のある町々を訪ね歩きたいなあという気もしてきます。なかなか難しいでしょうが。

03  ハンコ集め

 いま、不評連載中の旅行貯金ですが、もう21年も前の旅行記なので、致し方ないかな、とも思います。ネタ切れを防ぐために大昔の旅行記をほじくり出して連載しています。このあと、2月初旬は雑記をいくつか掲載し、その後に1月に行ったタイ旅行記を連載予定。ですがこれも一ヶ月持たないでしょうから、そのあと、また47都道府県の中央郵便局巡りを掲載することになります。まあ、不評でも、過去の記録を残しておいたのでネタ切れを防ぐことができ、とりあえずよかったと思います。これが完結したあとが問題ですね。

 

 さて、「旅行貯金」ですが、郵政民営化前の記録です。当時は定額貯金ならば黙っていても主務者印を押してくれました。ですがその後、民営化され、主務者印を押さなくなりました。今でも通常貯金ならば依頼すれば局名のゴム印を押してくれるのでしょうか?ですがこれは本来的ではないと思うので、私はやらずじまいでした。

 

 今回のタイ旅行では新千歳空港での日本側の出入国印が廃止されていました。タイの出入国印はまだありましたが。昨年来の一連の旅行では、台湾・ロシア・タイは出入国印をパスポートに押してくれましたが、韓国は入国印だけでした。そのうちこの「出入国印」も廃止されるのかもしれませんね。旅の記録として集めるのが楽しいものの一つでしたが。

 

 ちかごろIT化の影響で、「ハンコ文化」がやり玉に挙げられることがあります。ですが時代に遅れている私としては、ハンコ文化がなくなるのは惜しいなあ、と思います。郵便貯金の主務者印に続いて出入国印もかあ、と思ってしまいます。

 

 私は病的なコレクション癖があります。犯罪につながる、わいせつ癖や盗癖、酒癖でなくてよかったとは思いますが、でもいろいろ問題がないわけではありません。何でも集めてしまうのです。その結果、庶民暮らしなのに、モノであふれてしまうことになります。そんな中で、「ハンコ」というのは場所を取らないので結構いいコレクションの対象です。

 

 私の場合、コレクションとして、本来実用性のあるものをコレクションとして集める傾向があるのですが、ハンコ集めができなくなるのは寂しいなあ、と思います。

 

 今、寺社の「御朱印集め」がブームだそうですが、これにはなぜか食指をそそられません。近代的なハンコ文化がすたれつつあるなかで、むしろこうした前近代的なものしか集めようがなくなっているのかなあ、いう印象を持っています。

 

 郵便局のハンコや、出入国印の代わりとなる、何かいいコレクションの対象はないですかね?あったら是非教えてください。

 

 

 

02 ハヌマーンと5人の仮面ライダー

     タイ関連動画2つめです。実際にタイに行く前から、憂き世の憂さ晴らしにYouTubeの動画を見ている日々でしたが、あれこれ見ている中で、1975年にタイで作られた、という仮面ライダーの映画が出てきてびっくり。ハヌマーンと5人の仮面ライダーという映画らしいのですが、とにかくそれがデタラメなのです。日本の仮面ライダーの上映権を得たところがそのまま上映すればいいのに、タイ風に勝手に改変してしまったらしく、すさまじい内容の映画になっています。

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 タイ風の音楽の後、オープニングは最初だけ日本でとったシーンで、その後、タイの街を仮面ライダーバイクに乗って手を振っているシーンが延々と続きます。できたばかりのは当時タイでは最新鋭と思われる道路や橋を横のタクシーをよけながら走る仮面ライダー。すると横にタイ風の宮殿が映ります。

 

 歌は、日本の仮面ライダーの歌をタイ語で歌っているのですが、これが最後の部分で声が裏返るというシュールな代物。

 

 そのあと、全裸の女を拷問して生き血を採取する、という、子供向けにはあり得ないシーンが出てきます。正視に耐えません。(14分前後ですが、物好きの方以外は見ない方がいいと思います。)17分30秒頃にある、インド圏の伝説のヒーロー、猿の化身の「ハヌマーン」の登場シーンはウルトラマンそっくり。

 

 ということで飛ばし飛ばしに見ましたが、まだ発展前のタイの伝統的な家々の中を造形がお粗末なライダーや怪人がバイクを乗り回したり、戦ったりします。

 

   グサッとフォークのような武器で突き刺して血が流れるシーンが結構多いです。日本の仮面ライダーは怪人が爆発しますが、血だらけにはなりませんよね。挙げ句の果てに仮面ライダーたちは死んでしまい、そこに「ハヌマーン」が登場して生き返らせる。

 

 それで敵方とハヌマーンが巨大化して戦い、ハヌマーンが勝って敵を血だらけにして仕留め、マヌケな顔で歓喜の踊りを踊る、という、なんとも訳がわからない、真面目に見ると超駄作、仮面ライダー黒歴史、といわれる代物です。ハヌマーンの登場シーンで流れるなんとも間抜けな音楽が今も頭から離れません。日本の仮面ライダーの音楽やシーンとタイ風の音楽やシーンがデタラメに編集されてつなぎ合わされています。

 

 日本の仮面ライダー、特に昭和ライダーは子供向けでチープだ、といわれる方もいるでしょうが、それと比べても、もう一段あきれてしまう内容です。しかし、見方を変えれば極めて興味深いです。タイの町並みや人々の様子、40年前のタイではまともなヒーロー映画を作る力もなかったのでしょうが、それでも無理矢理タイの人々に合わせようとしてこんな具合になってしまったんだろうなあ、と「涙ぐましい努力」に思いが至ったり。

 

 このデタラメぶりが、今になるとかえってパロディーのような趣があります。むしろ無理矢理でもこういう映画を作るパワーが貧しい社会で「生き抜く力」なのかもしれないと思ったり。大笑いしてしまいました。
 

 デタラメでも、危なくても、うさんくさくても、インチキでも、無理矢理必死でやっているところにパワーが生まれるのかもしれませんね。馬鹿にするのはたやすいですが、それが今のアジアの繁栄の礎になっているのでしょう。

01 「はなみ」のCM動画

 

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  今後、1月に行ったタイ旅行記を掲載する予定なのですが、その前に、2つほど気になるタイ関連動画がありましたので紹介します。今日はその1つめ。

 

    ということで、この動画です。タイに行った際、「はなみ」なるスナック菓子がありました。タイにもセブンイレブンがあり、そこでおやつを買おうとしたのですが、タイ文字が読めないのでどれがいいかわかりません。そのなかで、この「はなみ」は日本語でも商品名が書いてあり、あちこちで見かけましたので、2回ほど購入しました。要するにえびせんです。日本の「かっぱえびせん」と並んで売られていました。列車内でも城と桜をバックにタイ人のイケメン君が和服を着ている「はなみ」の広告を見かけました。

 

   帰国してからあれはどういう菓子だったのだろう、と検索していくうちに、このCM動画を見つけました。日本を舞台にしたいくつかのCM動画がyoutubeに掲載されていましたが、特にこの動画は衝撃でした。

 

    日本語のナレーションにタイ語の字幕がついています。これが本当にタイで放送されていたのでしょうか?タイ人のイケメン君が日本の女の子と九州を旅してその中で「はなみ」をたべるというシチュエーションのようですが、なんと言っても途中からタイ人の男の子が旭日旗に「大日本帝国海軍」とプリントされてあるTシャツを着ているではありませんか!  

 

   タイ語が全くわかりませんので、これに対する批判はないのか、コメントを自動翻訳にかけてみました。しかし、自動翻訳にかけてみた限りでは、このTシャツを着ていることへの批判コメントはありませんでした。

 

   これ、韓国でやったら大問題になりますし、そもそもこういうCMは絶対につくらないでしょう。台湾だってやらないと思います。今、韓国では旭日旗を「戦犯旗」とよんで排斥するよう運動していますが、韓国人がこの動画を見たらひっくり返るでしょう。同じアジアでもこんなに違うものなのか、と思います。 

 

   おそらく、日本側にコーディネーターがいたはずですが、この服を意図的に着せたのか、それともタイ側で無頓着に着用したのか、真相を知りたいものです。この動画に関する情報お持ちの方はぜひ教えてください。