写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

03 日本と韓国の気象通報

  NHKラジオに「第二放送」があります。もともと教育番組を中心に編成されている放送ですが、近年では語学講座の垂れ流し状態。語学講座はオンデマンドでも聴けますから、存在意義に疑問を感じますが、こういう時代に取り残された存在が好きな私は、いつまでも残って欲しいものだと思っています。

 

 そんなNHK第二放送ですが、一日一回「気象通報」の時間があります。昔は朝9時10分、夕方4時、夜10時の三回でしたが、今はいちばん聞きにくい夕方4時の一回だけ。登山をする人が聞きやすい時間帯だからだそうですが、一般の勤め人のために夜10時の放送を残して欲しかった、と思います。

 

 日本列島とその周辺の天気や気圧、風速を淡々と読み上げるだけ、これを聞いて天気図を作った人もいらっしゃるでしょう。私は天気図を作るような趣味は持ち合わせていませんが、確か20世紀の頃までは、理科系であろう気象関係者の地名への無頓着さのためか、日本周辺の地名を旧地名や日本語読みで取り上げており、「シスカ(敷香=樺太)」や、「松輪島」(千島列島)、「うつりょうとう(ウルルン島=韓国)」「さいしゅうとう(チェジュ島=韓国)」などと淡々と読み上げるので、まるで戦前、大日本帝国時代の放送を聞いているような趣がありました。

 

 現在ではさすがに現在の地名で読み上げています。

 

 ところで韓国でも、KBS第一放送で早朝4:40から「漁業気象通報」という番組があります。こちらは「漁業」と銘打っているので、まず海洋気象を読み上げたあと、各地の気象通報に入ります。

 

 実はこれが韓国語初学者にはリスニングの最適素材なのです。固有名詞と天気(近頃は晴れの場合は省略するようです)、気圧と風向・風速の数字を延々と読み上がるだけですから。ただ、いまだに私は気圧の「千何とかヘクトパスカル」の「何とか」の部分がなかなか聞き取れません。修業が足りないのですね。

 

 現在の通報地点(2020年7月・フルバージョン)は以下のとおりです。現在では、どうも一日おきにフルバージョンと「北韓」(北朝鮮)抜きの短縮バージョンを放送するようで、短縮バージョンの場合は読み上げの順番が違います。

 

韓国版 赤字は日韓共通の通報地点です。

 <ロシア>

 ハバロフスクテチューヘウラジオストク

 <「北韓」(北朝鮮)>

 先鋒・清津金策新義州・元山・平壌・海州

 ウリナラ(韓国)>

 束草・白翎島・江陵・東海・ソウル・仁川・「鬱陵島・独島」・瑞山・鬱珍・

 浦項・群山・釜山・統営・木浦・麗水・済州西帰浦

 <日本>

 稚内札幌根室・青森・仙台・輪島・東京・八丈島・西郷・松江・大阪潮岬・厳原・福岡・             鹿児島・清水(土佐清水と思われます)・名瀬・石垣島那覇南大東島・父島

 <中国>中国語読みされます

 長春瀋陽北京大連・済南・青島・武漢・南京・上海・福州・厦門 

 

 以前は「ラジオたんぱ」(現ラジオNIKKEI)で朝5時半頃から韓国と同時刻発表の気象を通報する「気象通報」があり、答え合わせができたのですが、今はなくなり、できません。

 

 参考までに日本版の通報地点を載せておきますが、夕方4時からの放送では、平日はもちろん、休日でも外出時が多く、ほとんど聞くことができません。やむを得ず気象庁のページから引用しました。

 

 NHKでも「気象通報」は聞き逃しサービスの対象外になっているようです。先日JR北海道にクレームメールを送りましたが、今度はNHKに要望メールを送ってみましょうか?

 

日本版 赤字は日韓共通の通報地点です

 <日本>

 石垣島那覇南大東島・名瀬・鹿児島・福江・厳原足摺岬室戸岬・松山

 浜田・西郷・大阪・潮岬・八丈島・大島・御前崎・銚子・前橋・小名浜輪島

 相川・仙台宮古・秋田・函館・浦河・根室稚内

 <ロシア>

 ポロナイスク・セベロクリリスク・ハバロフスク・ルドナヤプリスタニ・
 ウラジオストク

 <韓国>

 ソウル・ウルルン島・プサン・モッポ・チェジュ島

 <台湾> 
 台北・恒春 
 <中国>日本での慣用の読み方です

 長春 ・北京・大連・青島・上海・武漢・アモイ・香港

 <フィリピン>

 バスコ・マニラ

 <日本>

 父島南鳥島・富士山

 

 これで終わり。ポロナイスク樺太の旧「敷香」、セベロクリリスは千島列島北部のパラムシル島にありルドナヤプリスタニ沿海州にあります。昔は日本でも「テチューヘ」からの通報を読み上げていて、ラジオたんぱ版では「テルネイ」からの通報を読み上げていました。それぞれ位置が違います。「テチューヘ」は今、ダリネゴルスクというそうですが、韓国版では「テチューヘ」のままです。

 

 韓国版では北朝鮮のデータを入手して放送していますが、日本版では北朝鮮の通報地点がありません。韓国が入手できるのですから、日本だってデータ入手ができそうなものですが。それに日本国内なのに韓国版だけで放送されて、日本版では放送されていない地点がありますね。日本で必要性が薄いのか、韓国版では有名都市を入れてわかりやすくしているのか、理由は判然としません。

 

 時代錯誤な番組なのだろうと思いますが、一部の必要としている方々と、その他のマニアのために、いつまでも残しておいて欲しいものです。

19 記事は短めに 

   ブログをはじめるとき、多くの方は「ブログ指南」の類を読むと思うのですが、そこには「記事は長めに」いうことが書いてあります。1記事最低2000字、できれば3000字以上、とか。最初はそれを信じていちばん初めの旅行記は一回の掲載記事をかなり長めに設定しました。

 

 ですが、私のように収益目的ではなく、ただ、昔に書いた文章や、今の思いを誰かに読んで欲しい、しかも写真も残しておらず、掲載できない、という状況では、いたずらな長文は読む方にとって負担になるだけだと気づきました。ですから、今はできるだけ長めにしないようにしています。

 

 また、「はてなブログ」の場合、「互助会」などと揶揄されながらも、数少ない「読者」の方々が支えです。ほぼ毎日訪問して「はてなスター」を押してくれる、これがモチベーションの継続をもたらしています。

 

 私も訪問して読ませてもらっていますが、読む方としても、あまりの長文は正直読み切れません。先日ある方の「力作」記事を拝見しましたが、正直、最後まで読み切れず、いつもは付けている「はてなスター」をこの回だけ付けることができませんでした。

 

 常連さんの方々も、あちこち訪問して記事をお読みになるようなので、記事は短め、をモットーにしたいと思います。まあ、2000字を超すことも結構ありますけど。

 

 ということで今日はここまででおしまいです。584文字とのこと。

03 3人の奥さんと麻雀していた香港の大金持ちって誰?

  一ヶ月ほど前、私が「愛読」している「香港時間」というブログに、「スタンレー・ホー」氏の訃報の話が載っていました。マカオのカジノ王だった人物だったそうです。

 

hongkong2019.hatenablog.com

 

 私は香港・マカオに大昔、一度行ったことがあるのですが、そのときカジノ見物もしました。

 

 それはさておき、その記事の中で、氏には4人の妻がいて、子供が17人おり、骨肉の財産争いをしているんだ、ということが書いてありました。「妻が四人」ときいて、ふと思い出したのが、香港に関する何かの本で、香港の大金持ちが、4人の妻だったか、あるいは3人の妻と本人だったか、ともかく4人で一日中麻雀ばかりしていた、という話。これなら、いくら賭けても、お金が家の中から外に出て行かないから、という話だったように記憶しています。

 

 この話、スタンレー・ホー氏のことだったかな、別の金持ちの話だったかな、そもそもどの本に書いてあった話だろうか、ということが気になって、家の中の香港関連本をいくつか再読してみましたが、多分この本だろう、と思った、香港の金持ちの話が書いてある本の中にはスタンレー・ホー氏の話が載っていたものの、意外にも麻雀三昧の金持ちの話は載っていませんでした。別の本も何冊か読んでみましたが、該当する話は見当たりませんでした。

 

 「香港時間」にもコメントを書いてみましたが、麻雀三昧の金持ちは、多分スタンレー・ホー氏ではないとのこと。ブログ運営者の「点心」さんは相当な香港通の方ですが、この話をご存じないようでした。

 

 ということでこの話の真偽や誰のことか、出典はどこか、ということが気になってしまい、モヤモヤしています。どなたかご存じの方、教えてください。こういう教えてください系の記事をたまに書くのですが、まだ回答がもらえたものがありません。気長に待っています。 

 

 「Yahoo!知恵袋」にでも書いた方が回答をもらえる可能性が高いのですが、自分のブログのネタ切れ対策のため、ここに掲載しておきます。こんな零細ブログの記事中では、なかなか教えてもらえないかもしれませんね。

 

09 窓が曇っていたのでJR北海道にクレームメールを送ってみました

 これもしばらく前のことですが、5月の末、連日快晴。緊急事態宣言も一段落、ということで、札幌駅のJRタワーはまだ開いていなかったのですが、サッポロファクトリーとイオンに行きました。相変わらず物入りでこの日も結構な金額を使いました。生活費大丈夫かな、と思います。

 

 こんな天気のいい日に行くところは買い物ですから、どこかよい行くところはないかな、と思ってしまいます。まあ、まだ遠出する状況でもありませんでしたし。

 

 ところが、行きの電車の窓が洗っていないのか、それともそういう仕様なのか、曇っていて、せっかくいい天気なのに外が見えませんソ連崩壊直後のシベリア鉄道に乗ったことがありますが、そのときの窓がこんな感じでした。

 

 コロナのせいか経費節減なのか、後者ならついにJR北海道旧ソ連並みになってしまったか、と思います。昨年乗ったシベリア鉄道でもこんなことはありませんでした。でも、韓国大邱のモノレールは無人運転の最新型なのになぜか窓が白くなる区間がありましたから、意図的なものかもしれません。ドアのところは見えていましたので、意図的にやっている可能性もあります。

 

 とにかく、「乗り鉄」の私にとって、電車からの窓外が見えにくいとは由々しきことなので、真相を確かめるため、JR北海道にクレームのメールを送ってみました。どういう事情なのか、コロナ禍による一時的なものならばやむを得ないが、経費節減なら考え直して欲しい、という主旨でした。

 

 匿名で送ったのですが、数日後に返事が来ました。要約すると以下の通り。

 

 冬期間の雪氷落下による石の跳ね上げによる損傷防止のため、二重窓の外部側に、ポリカーボネート樹脂」製の窓を採用しているとのこと。それが細かい傷がつきやすく、交換を進めているが…との内容でした。交換が追いついていないらしい、ということのようです。

 

 事情はわかりましたが、うーん、早く交換してよ、という感じですね。JR北海道、頑張ってください。地元民ならあきらめもつきますが、遠くからやってきた「乗り鉄」の人がこのような車両に出くわすとがっかりしますよ。

08 住所変更手続きをしましたが…

 旅行記を連載していたので、これもちょっと前の話になります。

 

 5月の末、こちらは在宅勤務が続き、ボチボチ店が開き始めた頃、ちょうどいいやと思い、年休をとって、まだ住所変更手続きが済んでいなかったところの手続きをしてきました。6月になると思うように動けなくなりますので。

 

 ただ、今年は年休取りすぎです。在宅勤務を除いてももう半分以上取っています。

 

 朝非常に鬱状態で、寝起きが悪く、気が乗りませんでしたが、10時頃からようやく確認の電話をかけ始め、11時に出発、とりあえず役所で住民票を取ります。マイナンバーが必要なところがあるので、マイナンバー入りのものを頼みます。マイナンバーに抵抗感があり、あまり愉快ではなかったのですが、仕方ありません。

 

 それから、まだ住所変更の手続きをしていないところに行ってきました。銀行は今は郵送では住所変更を受け付けないそうです。ネットか来店で、ということになりました。

 

 しかし、ネットの手続きはややこしくてうまくいきません。低IT能力なのと、こんな個人情報を打ち込んで大丈夫なのか、という疑心暗鬼があり、あきらめました。

 

 1つめの某都銀にあらかじめ電話をかけたところ、ネットか来店で、といわれました。その後電車に乗って、支店に行ったところ、入口の係員に「アプリはやっていないのですか?」といわれましたが、「していない」というと、窓口に通されました。住民票を見せて手続き。印鑑も必要でした。

 

 次の某都銀は、電話が通じませんでした。混雑しているとかで。そこで直接行ったら、入口の係員に「「テレビ窓口」でやってください」といわれ、そちらに案内されました。キャッシュカードを入れて住所変更を画面でやればこちらは住民票もいらないそうです。この2行はネットでの変更を試したのですが、うまくいきませんでした。

 

 次の某地銀は、住民票も何もいらず、一般的な届出書を書いてハンコを押しておしまい。まあこれが従来型の感覚では、常識的な対応です。ここにはあらかじめ電話しませんでした。

 

 なお、「メインバンク」となっている某地銀は、引っ越し前に手続きしたのですが、やはり一般的な届出書でした。地銀は昔ながらの方法をとっているのかもしれません。

 

 もうひとつ、某証券会社がありますが、こちらは窓口での受け付けはしていないらしいです。そこで、電話をかけたら、郵送OKで、証明書類が2つ必要、といわれました。住民票はありますが、新住所を記載されたもうひとつの書類が思い浮かびません。ちょっと困って証拠書類として通用しそうなものの手続きもしなければならないのか、と思います。

 

 何がいいだろう、としばし考えましたが、某証明書類が利用可とのことで、これの住所変更手続きをして郵送しました。

 

 いちばん困ったのがカード会社で、ネットを見ても住所変更の仕方がよくわからず、電話をかけてもつながりません。ということでこの日は手続きできずじまいでした。やむを得ず知人に送るため印刷した引っ越し通知のはがきに「電話が通じませんでした」と記載して送ったところ、しばらくして留守番電話に「手続きしましたのでこれ以上の届けはいりません」という連絡が入っていました。

 

 各銀行を回った後、帰りに眼鏡屋でメガネの曇り止めを買いました。マスクをすると曇るので。そのとき、この眼鏡屋からもときどき案内が来るので住所変更した方がいいのかな、と思いましたが、そのままにしておきました。

 

 他にもいろいろ「会員」になっていたりするところもあるので、それぞれ住所変更する必要があるのかなあ、と思いましたが、多分相当な数に上るでしょう。そういう会員カード類に記載されているものまで考えると、一体私はいくつの「会員」であり、「住所登録」をしているのか、把握できていません

 

   その後、某生命保険会社にも連絡したら、電話で住所をいうだけでOKでした。これはそんなのでいいのか、と思ってしまいました。

 

 それにしても手続きの仕方がまちまちです。銀行・証券・保険・カードと業種が違うとはいえ、こんなに対応がまちまちでいいのか、と思ってしまいました。

 

 韓国なんかはもう何でもアプリで、ということになっているそうで、給付金もアプリで即日、ということだそうです。

 

 日本は郵送の方が早かったり、ネットの手続きが厄介だったりします。まあ私のようなネット苦手人間がいたり、旧来のやり方が一度完成しているので、紙ベースでやろうとする人が多いということなので効率化が進まないのでしょうね。

 

 この国は中高年にも強制的にスマホを持たせて、何でもアプリでやらないと物事が完了しない、という風にしないと置いてけぼりになるのかもしれません。まあ手続きしやすいように改良することが前提ですし、各社ごとに対応が違うというのも改善してもらいたいものです。