写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

43  4日目午前中 香港尖沙咀でマッサージを受ける(2023年8月3日)

 さて、スターフェリーに乗って香港島に向かう前に、マッサージをしておこうと思います。地下道を通ってペニンシュラホテルの横のあたりに出ます。このあたりに溥儀メガネ店というのがあり、高級店のようですが、溥儀と言えば旧清朝満州国の皇帝なのに、こんなのアリなんだな、と思います。

 

 なぜここでマッサージかというと、前夜ネットで調べたところ、10年前くらいのかなり古い情報でしたがペニンシュラホテルの裏の海防道と北京道の間のエリアがマッサージ激戦区で呼び込みが激しいということでした。

 

 ところが行ってみると、そもそも、このあたりにマッサージ屋のありそうな通りはありません。ようやく見つけた1つの通りだけ雑然とした通りでしたが、ここに2~3軒マッサージ店があるだけです。呼び込みもしていないし、激戦区とは言い難いようです。コロナ禍でだいぶ消えてしまったのでしょうか?

 

 それでも1軒のマッサージ店が日本語の看板を出していました。昼割の表示もあります。雑居ビルの階段を上り二階に行きました。すると店はありましたが、ガランとしていて、じいさんが一人掃除しているだけです。ところがこのじいさん私に気づくと寄ってきます。この人がマッサージ師でした。メニューには1時間298ドルと書いてあります。6000円ですから日本の高級店並み

 

 結局予定通り、1時間の全身マッサージを頼みました。暗い個室に案内され、服を脱ぐように言われて、上半身裸になると韓国の韓医院でやったカッピングの跡がまだ残っているので「very tired」といわれます。英語で話しかけてきますが、分かるところもあればわからないところもありました。英語で何日いるかとか聞かれますですがYearがどうのこうのいうのは意味がわかりません。あとで考えると年齢を聞いていたのかと思いますが。1時間ということでしたが実質50分から55分でした。値段は結局258ドルを提示されました。2ドルのお釣りを返してくれなかったので、実質260ドルです。

 

 このじいさんマッサージ師、かなり上手で、足の調子も良くなりました。ただ高かったので、料金的にはホテル周辺の太子地区の方が安かったかも知れません。日本語の看板もあるのに客はおらず、昔は日本人で流行っていたのかな、と思わせられ、マッサージ師がじいさんだったこともあって、日本そのものが老いてきて、香港に来なくなってこのマッサージ店も空いているのかな、なんてことをぼんやり考えていました。香港ではソウルと同様、日本語が聞こえてこなかったのです。