写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

09 3日目台北午後 書店街と盲人按摩(2019年3月30日)

 3日目台北の午後、美容室を出た後の話です。

 

 今度は歩いて総統府へ。ここは昔の台湾総督府です。韓国の旧朝鮮総督府も博物館になっている時代の88年に行きましたが、その後壊されました。こちらはいまだに総統府として使っています。ですから気軽に中には入れません。赤茶色のレンガ造りのようです。銃を持った兵士がいます。尖塔を修繕中のようでした。

 

 台北駅方面に歩いて行きます。台北は本屋がないなあ、と思っていたのですが、偶然書店街に突き当たったようです。ということで入ります。台湾は小さいせいか、大陸の簡体字の本のコーナーや日本語の本も結構あります。買いたいのは辞書と時刻表と歴史の本と大学入試問題集、と決めていました。まずは辞書と時刻表ですが、これが大苦戦でした。時刻表は雑誌コーナーにも旅行ガイドコーナーにも見当たりません。日本の書店でも時刻表はこういうコーナーとは離れたところにおいてあることがありますが、でも日本だと目立つところです。一通り見ても見当たりません。

 

 時刻表はもしかしたらないかも…とは思っていたのですが、辞書で苦戦するとは思いませんでした。「日中辞典」(日華辞典、日漢詞典とかいうのもあった)は各種あるのですが、こっちがほしかった「中日辞典」がほとんどないのです。一冊だけありましたが、紙箱が壊れていて買う気になりませんでした。ネットの翻訳で意味不明なとき使おう、と思っていたのですが、日本だと北京式の辞書ばかりで、台湾華語の辞書がありません。韓国語は韓国で買った辞書が役に立っていますから、台湾に行ったら是非辞書を買おうと思っていました。ところが現地で意外な苦戦です。

 

 次に「三民書局」という書店に入ったのですが、ここも大型店なのに時刻表なし。中日辞典もなしでした。ただ、小学生向きの台湾の歴史の本2冊と、大学入試の歴史、地理問題集は手頃なのが見つかったのでこれを買います。問題集は160元、歴史の本は200元ぐらいでした。もう1~2店見たのですが、時刻表も辞書もなし。おやおやと思います。

 

 台北駅前に出ましたので、横に行って、台北の門で唯一昔のまま残っているという「北門」を見ます。台北の町は北門・東門・南門・西門にかこまれていたのですね。こぢんまりした門です。で、地下街に降りて、コインロッカーに行きます。その前に盲人按摩があり、今度は客引きされました。

 

 客引きされることを見越してここのロッカーに荷物をおいたので、素直に応じて、やってもらいます。とは言っても、さっき美容室で肩のマッサージをやってもらったのと、地下街の通路でやっているので治安がいいとはいえ、バッグが心配ということもあり、足裏マッサージにしました。

 

 通路に大きく表示がありますが、日本語表示もありました。盲人のおじさんがかなり強く足裏を押します。このところ、歩くと右足の親指の付け根がかなり痛くなり、困っています。結構強くそこを押してくれるので、これはいいかも、と思ったのですが、30分やってもらって400元。日本の足裏マッサージの半額以下ですが、せっかくやってもらったのにあまり効果がなく、すぐ右足が痛くなります。どうしたものかと思います。で、ロッカーから荷物を取り出して、台北駅から地下鉄に乗って今晩のホテルへ。