写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

11 4日目桃園空港から帰国(2019年3月31日)

 3月31日(日)、いよいよ最終日です。朝7時頃チェックアウト。2台あるエレベーターの1台がシースルーエレベーターでした。くたびれていましたが。

 

 最終日なのにお金も交通カードである「悠遊カード」もかなり残っています。韓国ほどお金を使いませんでした。どうしようかと思います。あとで知ったのですが、悠遊カードはコンビニでも使えたそうです。このカード、あとで確認したら500元で買って、100元ぐらいチャージしたようですが、地下鉄で使うとき、最初750元と表示された気がします。その分サービスなのか、思い違いか、よくわかりません。とにかく、まだかなり残っています。

 

 消化するためということもあって、ホテルからタクシーに乗ってみました。ホテルの反対側から乗った方が乗りやすそうだったので、そこでタクシーを止めます。で、「台北車站(チョーチャン)・台北ステーション」と言ってみました。通じましたが、タクシーの運転手が発音すると、かなり発音が違って聞こえます。まねして言ってみましたが、どうも違うようで、もっと濁った発音のような気がします。まあ、通じましたから問題なしですが、

 

 問題はこのタクシーで「悠遊カード」を見せると、「NO」「ソーリー」とのこと。タクシーで使えるという情報は嘘だったのかと思います。で、現金払い。120元。400円ちょっとですね。タクシーに乗るにはちょうどよい距離でしたが。

 台北車站こと台北。コインロッカーに荷物を入れ20元を入れて、駅をウロウロ。やはり時刻表に未練があり、再度コンビニを探します。朝ですからコンビニぐらいしか開いていませんが、やはりないです。仕方ないのでインフォメーションセンターに行って「時刻表」と書いた紙を見せます。すると隣の鉄道のカウンターへ、というふうに指示されます。

 

 そちらにいってまた紙を見せると、日本語使いが呼ばれ、「ここにはありません。松山(「まつやま」と発音)か板橋(「いたばし」と発音)なら多分あると思います。」という奇妙な返事。松山とか板橋というのは郊外の駅です。東京駅にはないのに新橋や品川ならある、といっているようなもので、理解できませんし、そんなところへ行く時間もなく、多分、では無駄足を踏む可能性が高いです。横の女性はスマホをさして「ここに載っている」という仕草をします。そういうことではないのだが、と思いつつ、「紙のはないんですかあ。」といってあきらめました。

 台北駅や地下街は複雑なので、コインロッカーの位置をよく確認しておかないと見つけるのに苦労し、飛行機に遅れてしまいます。ということで位置を確認しながら歩いたので思うように歩けませんでした。

 

 あきらめて空港に向かいます。今度は「悠遊カード」をピッとかざします。始発ですから難なく座れます。8時過ぎ頃だったかに出発。MRTの桃園空港線です。

 

 桃園機場第一航廈駅到着。9時前ぐらいについたと思います。160元。カードの残りは確か505元だった気がします。2000円近く使い残したのでもったいないなあ、もう一度来るか、と思います。カードを使い切るために来るのも本末転倒ですが。

 お土産にパイナップルケーキ280元と「太陽餅」190元というのを買います。前者は定番の土産のようですが、後者はあちこちでよく見かけたお菓子なので買ってみます。帰って開けたらほろほろ崩れるパイのような感じでした。

 

 帰りの飛行機は「スクート」というLCCです。到着時、この会社のカウンターが見つからず、不安でした。順番に見ていくと一番奥の端っこにありました。ホッとします。係員は英語で言いますが、よくわかりません。台湾人の英語はわかりにくい、という印象を持ちました。まあでも「ソーリー」と言ってくれますし、たいしたことではないらしく、チェックインできました。

 

 出国と税関手続き。韓国ではここでまごつきましたので警戒していましたが、至ってスムーズ。ただ、出国時も顔をカメラに向けて指紋を採るのですが、入国の時親指で指紋を採ったので、係員が「わやゆび」といいます。「親指」のことだったのでしょう。

 手続きがスムーズだったので時間があります。まず搭乗口を確認します。一度階段で下に降りたところが搭乗口のようです。手続きを済ませたあとに入る内部のエリアはだいたい外側よりも買い物や食事できるところが少ないものですが、桃園空港は逆で、内部の方が充実しています。これなら早く手続きして内部に入った方が時間つぶしも出来ますし、都合がいいです。他の空港もこうした方がいいと思います。

 

 もう一度、黒松沙士20元を自販機で買って飲みますが、また吹きこぼれました。私はカメラを持って行かないので代わりに絵はがき130元を買います。結局第1ターミナルと第2ターミナルは長い廊下でつながっていて、そっちの方に行くと本屋があり、最後の望みをかけて時刻表はないか英語で聞きますが、ないとのこと。

 

 台湾料理の軽食堂があったので、ここで昨日今ひとつだった魯肉飯のリベンジ。ゆで野菜と豆乳らしきものがついて195元。まあ昨日の店より高いですが、落ち着いて食べられますし、ちりれんげもあり、混ぜて食べたらかなりおいしかったです。やはり慣れない庶民的な店よりこういうところで食べた方が高くてもいいのかな、と思いました。

 

 11時を過ぎて搭乗案内時間まであと少しですが、マッサージ屋がありました。昨日美容室のアロママッサージとと盲人按摩をやりましたが、肩と足裏だったので、腰をやってもらっていません。15分やるとちょうどいい時間なのでやってもらいます。これが押しが強くて上手でした。かなり楽になります。300元。横の女性が「ナゴヤ?」と聞きます。「どこにいくのか?」と言うことでしょうから「サッポロ」というと「サムイ-」といわれます。これで会話が成立するのですね。お金もかなり残りましたが再両替はレートが悪く、また台湾に行きたい、という気持ちも芽生えたのでそのままにします。いざとなったら札幌でも両替できるでしょう。

 スクートTR892便。この会社、シンガポール系のようです。日本語のアナウンスや冊子はありません。LCCの乗務員の制服はカジュアルです。男性乗務員はあまりイケメンという感じはしませんでした。11時40分頃搭乗で12:05出発。台湾さよならです。

 

 やはり台湾人が多数派ですが、行きのように日本人私だけ、ということもなく、多少日本人も乗っているようでした。また窓側、今度はバッグも預けています。運賃は19165円。途中で九州にさしかかり、カルデラ湖が2つ見えます。薩摩半島の先っぽに2つカルデラ湖があるようですから、これかな、と思います。そのあと、高知から四国を突っ切ったらしく、瀬戸大橋が見えます。続いて本州を突っ切り天の橋立が見えます。能登半島や富山とおぼしきところを過ぎ、佐渡かな、と思うところが見えましたが、ちょっと違和感を持ちます。おそらく間違いないと思うのですが。

 

 北海道が見えて新千歳空港到着。時計を1時間進めます。本当は17:05着なのですが30分近く早着したようでした。入国はスムースでしたが、預けたバッグが最後の方になりイライラ。税関検査は意外と厳しく、いろいろ質問されて中も検査されました。あやしいと思われたのでしょうか?一番厳しかったです。で、新千歳空港駅へ。

 細かいことまで書きまくりましたが、長々とお付き合いありがとうございました。