写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

29 「出勤停止」といわれてPCR検査を受ける<その5>

 週が明けて、月曜日も引きこもりでした。朝、まだ結果が来ていないので職場に今日も休む、という電話をしました。災害休暇扱いになるらしいです。

 

 またグダグダして、昼も外出する気にならずにいました。2時頃、保健所から電話がかかってきて、「陰性」とのことでした。9割9分陰性だと思っていたので当然だろうと思いましたが、無症状で陽性だったらもっと休めるかも、とよこしまな期待をちょっとしていたので少しがっかりもしました。まあ、職場の知人とはベタベタしていたわけではないし、私は職場以外でほとんど他人と接触していませんから、うつるわけがないとは思っていました。

 

 陰性であれば、堂々と外に出られますから、貴重な平日休み、そのあと銀行や和菓子屋、一度戻って今度は郵便局にも行きました。

 

 休んでいた間、一度だけ大型スーパーに行きましたが、もし陽性だったら私のせいでこのスーパー休業して消毒するのだろうか、と妙に心配になりました。そう考えるとやっぱり陰性でよかったわけです。

 

 コロナ禍になるまで、「陰性」と「陽性」のどちらが悪い方なのか、ピンときませんでした。普通「陽」にはポジティブなイメージがあり、「陰」にはネガティブなイメージがありますから、「陰性」の方が悪いのか、と思ってしまいますが、「検査の反応があらわれないこと」が「陰性」で「感染したこと」が「陽性」なのですね。

 

 ということで翌日、火曜日から出勤しました。出勤すればしたであれこれあって憂鬱になりますね。

 

 こんな経験をして、自家用車のない、一人暮らしの私にとっては、おやおやと思うことがありました。ドライブスルーの検査所にタクシーやバスで行ってはいけない、といっておきながら、郵送で送られてきたPCR検査を郵送で返送するのではなく、持ってきてください、といわれ、不要不急の外出はしないこと、といわれたのに、公共交通機関で行く羽目になってしまいました。

 

 最初に電話がかかってきた保健所と、ドライブスルーに行けない、といったら引き継ぎされた保健所が違う保健所だったので、こういう矛盾したことになってしまったのかも知れませんが、いいのかなあ、と思いつつ持って行くことになってしまいました。役割分担の違いだったのかもしれませんが、保健所も混乱しているのでしょうか?

 

 多分保健所の人は朝から晩まで電話しまくっているのでしょうから、気弱な私のこと、矛盾に突っ込まず「お疲れ様です」といってしまいました。こちらは出勤停止でヒマなので、コールセンター的に業務を手伝ってやりたい、という気がおきましたが、私のような素人が手を出すとかえって大混乱に陥るでしょうね。

 

 今、いろいろなところで忙しい人、ヒマな人、さまざまな意味で困っている人がいるのでしょう。ヒマ人だからといって忙しい部署に即座に人員配置できないのが現代社会です。なかなか難しい時代ですね。

 

 結果として5連休になりました。陰性だったからのんきなことが言えますが、コロナはいよいよ身近に迫ってきました。気をつける、といってもそれなりのことしてきたつもりなのですが、今後いろいろ、ここには書きづらいことも含めて、大丈夫かなあ、と心配になってしまいます。

 

 皆様もお気をつけください。