写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

06  MSN天気ライブタイルで世界中のお天気を表示させようとした話<その5>

 2016年にMSN天気の「ライブタイル」表示にはまり、狂ったときの記録です。自分の住んでいたところ、世界の主要都市から始まり、各時差帯を表示させ、今度は高校の地理で習う「ケッペンの気候区分」の各気候帯を表示させようとしています。

 

 ここまでくると「南極」の天気を表示できないかな、と思いつきます。ケッペンの気候区の一つである「氷雪気候(EF)」というのは普通の人間が住んでいるところにはありませんから、南極の観測基地でも表示できないか、と思ったのです。ところがこれだけはどうしてもできませんでした。

 

 では他のお天気アプリでは、と思ってあれこれダウンロードして試したところ「got the weather」というアプリでは南極の観測基地の天気が表示できることがわかりました。英語ですが、温度は数字ですし、お天気は記号なので、かまいません。これを追加して南極点に近いアムンゼン・スコット基地」の天気や気温を表示できるようにしました。-54度などと表示されます。(注:「got the weather」はその後使えなくなりました。)

 

 この基地のことを調べたら、冬の半年(日本では夏の時期ですね)は孤立無援で観測・研究をするそうです。冬場(というか北半球の夏場)は一日中日が出ませんし、それに南極点の時間帯というのはどうなっているのか、考えてみれば南極点に時差なんかないですよね。調べたら、この基地では便宜的にニュージーランドの標準時を使うそうです。

 

 で、すごいなあ、と思っていたのですが、見ているうちに「おや」ということがでてきました。どうも天気が正確でないのです。昨日地元の町は霧雨でしたが、「暴風雨」と表示されていたり、「雷雨」と表示されていました。雷など全くなかったのですが。まあこのアプリ、北海道の田舎町から南太平洋の村落まで表示できるのはいいのですが、その分、個々の天気予報はアメリカかどこかの気象予報会社のデータを使用しているようで、日本の気象庁の予報より不正確なようです。

 

 気象庁だか気象協会だかの天気を表示できるサイトもあるのですが、日本限定なので面白くありません。まあ、大体の気温や天気がわかればいいので、参考程度でいい、と割り切ることにしました。

 

 あと、なぜか例えば「札幌市北区」が複数表示できて、違う気温が表示されていたりします。北区内でも札幌駅近くと篠路とか太平では気温が違うでしょうが、町名で検索できるので、それで検索して表示させると、同じ「札幌市北区」でも違う天気や気温が表示されてしまうという現象があります。町名まで表示できればいいのですが、町名で検索しても区までしか表示されません。東京の特別区は表示されるとき「中央区」とか「千代田区」としか表示できません。千代田区はともかく、中央区ではどこの中央区しかわかりません。ほかの政令指定都市は「新潟市中央区」とか表示されます。

 

 東京だけ「千代田区」「新宿区」というように区名しか出ないか、あるいは「東京」「東京都」という表示しかできません。「東京都千代田区」という表示ができないようです。韓国の都市など検索してもなぜか「大韓民国」としか表示できないときがしばしばあります。ということで「東京」は表示させないことにしました。

f:id:hashryokou:20210109061508p:plain