写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

24  暴挙!一ヶ月鍋ふたたび<その3>

   2月から3月にかけて行った、「一ヶ月鍋」の報告3回目です。馬鹿な所業で、嫌悪感を感じる方もいらっしゃるでしょうが、寛容な方はお読みください。昼食は職場の弁当で、後は週末に外食や弁当を買った日もありますが、それ以外はひたすらこれを食べていました。私は同じことに固執する性格で、その代わり同じものを毎日食べていてもあまり飽きないというか、むしろ続けて食べる性癖があります。物好きな方だけがお読みください。(本当はもっと読んで欲しいのですが、内容が内容だけに強く言えません。)

 

 10日目 2月21日

    小魚・鶏肉・白菜・麩・春菊・ホッケのすり身 

 小魚はだし用ですね。このほか鰹だしパックを投入しておきました。鶏肉はスーパーで北海道産とブラジル産の安価なものとが並べておいてあり、どちらを買おうか迷いましたが、結局値段に負け、どうせ鍋で煮るのだからいいや、と言い聞かせ、ブラジル産を買いました。地球の裏から運んでくるものが地元産より安いというのは、いつも思いますが不思議です。ホッケのすり身は昔より高価になりました。高い、というよりはパックの内容量が減ったのですが。昨日投入したタコですが、やはり固いです。

 

 11日目 2月23日

    鯛のあら・わらび・ネギ

 スーパーで「鯛のあら」が安価で売っていました。鯛の頭や骨まわりを2匹分ぐらいで150円ほどで売っていました。こういうものを投入するとダシが出ておいしくなるかなあ、と思う一方で、投入の仕方によっては失敗するかなあ、と迷ったのですが、また安さに釣られて購入。

 思った以上に量が多く、鍋がいっぱいになります。それから素人料理ですから、うまく鱗を落とすことが出来ず、下処理がいい加減です。面倒になって鱗が多少残ったまま投入。これが大失敗で、この鍋最大の危機を迎えます。

 

 12日目 2月24日

    タケノコ・がんもセット・ソーセージ・いわしつみれ 

 前日の鯛のあらが鍋を覆っています。鱗が鍋の汁のあちこちに散らばり、しまった、と思います。タケノコやがんもなど、他のものを食べても心なしか酸っぱい感じがします。いよいよ「あめて」きたか、(あめる=北海道の方言で悪くなるの意味)と思います。骨があちこちから出てくるし、鯛のあらを無理矢理食べていますが、食べにくいです。このところ内容物が魚介類中心になっているので、ふと思い立ってソーセージを買い投入してみました。     

 

 13日目 2月25日

    昆布・高野豆腐・白菜

  鯛のあら投入以来の危機が続いています。汁の味も悪くなってきた印象です。ということで味の調整に力を入れます。連日醤油やめんつゆ、砂糖などを投入して味の改善を図っていますが、どうもはかばかしくありません。「一ヶ月鍋」を目標にしているわけですが、やはりそろそろ限界かな、という気がして挫折一歩手前です。昆布を入れたのも味の立て直しのためです。

 

 14日目 2月26日

 (新規投入物なし)

 鯛のあらがバラバラになって、鱗や骨がそこかしこから出てくるし、身も小さくほぐれてしまって、その身を食べようとすると骨や鱗がまとわりついている状態です。そこでこの日は、新規投入をやめ、底をさらっていきました。もう2週間経過していますから、あれやこれやの破片がたまっています。これを網杓子(今、ネットで調べて名前を初めて知りました)ですくっていきます。かなりたまっていました。骨や鱗は徹底的に取り除いていくことにします。で、醤油砂糖等の調味料を大量投入。以前にこれをやったときも2週間程度で挫折した覚えがありますし、これで汁の味が立ち直らなかったら2週間でこの企画打ち止め、という覚悟をしました。