写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

41  4日目夕方 ついにサイゴン駅に到着(2024年1月8日)  

 ベトナム統一鉄道の列車に乗り続けて35時間経過。17時25分頃、工場が見えます。いよいよホーチミン郊外の都市圏に入ってきたのかな、と思います。外は曇り空、大きな傘をさした屋台も見えました。

 

 18時頃に暗くなります。車内放送からは、また歌が流れてきます。男性の元気な行進曲風の歌で、何度も「ホーチミン」といっています。人物のホーチミンを讃えた歌なのか、都市のホーチミンの歌なのか、ベトナム語がわかりませんので、判断はつきません。

 

 18時28分、終着駅であるサイゴンに到着。本当であれば18時36分に着くのですが、10分ほど早着です。もっと長く乗っていても平気だし、名残惜しい気持ちがあったのですが、終着駅に着いたのですから仕方ありません。降りることになります。

 

 ちなみに36時間、一等寝台に乗って1594000ベトナムドンでした。おおむね10000円ですね。

 

 駅はホーチミン駅ではなく、今でもサイゴンというようです。

 

 のんびり乗っていられる列車の中と違って、ハノイでいろいろあったので、もう一段きつい街なのかなあ、と思い、緊張します。昔読んだ宮脇俊三氏の旅行記では、降りるときにスリに気をつけるように注意されるシーンがありました。大丈夫かなあ、よりはもっと心配な気持ち、ビクビクした感じで駅舎に向かいます。