写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

06  富良野からの帰途(2022年4月30日)

    富良野に着きました。どこかで昼食を食べたいです。富良野って「オムカレー」というのが名物だったと聞いたことがあるので、それを探そうか、と思いましたが、駅前を見渡してもそれらしき店がありません。というより、昼食に適当な店がないのです。

 

    確か「圭子ちゃんの店」と書いてある駅そば屋がありましたが、休業中。ということで、あまり時間がないのですが、とりあえず適当な店はないか探してみます。一軒、カレー屋を見つけましたが、他の客が扉を開けると、混雑しています、ということで、30分ほどの列車の待ち時間の間に食べられるかどうかわかりませんので断念

 

 富良野という町は、小さいけれど、「北の国から」で町おこしができていて、ラベンダーなど、イメージもよく、こぢんまりしているけど住みやすそうな町なのかな、と思っていましたが、いざ来てみるとそうでもありません。この旅行であちこち町を見て回りましたが、道内をあちこち転勤する可能性のある仕事ですから、やはり転勤して住めそうかな、という観点で見てしまいます。

 

 富良野は地図だけを見ると車なしでも便利そうで住みやすいのかな、と思っていたのですが、やはり小さい町で不便は不便だということなのでしょう。

 

 ということで富良野での食事をあきらめて、また同じ富良野線の列車で戻ります。ところが、また街をウロウロしたので、既に結構な客が乗っていて、進行方向前向きの席に座れませんでした。

 

 まあ復路だからがまんするか、と思ったのですが、13:16分に出発し、次の学田という駅で意外なことに向かいに座っていた女性が降りました。観光客風だったので旭川まで乗ると予想していたのですが、意外にも1駅で進行方向向きの座席に座れました。

 

 遠くに残雪を載せた山が見えています。ただ、行きと同じで、今度は進行方向左側に座ったのですが、やはりこのあたりのイメージに近い、雄大なうねった畑も見られませんし、ラベンダーのような花は時季はずれです。まだ緑が芽吹く前で、桜の花は咲いていますが、それ以外はまだみずみずしい景色は見られません。田んぼに水を入れかけている風景は所々で見かけましたが、早苗の季節にはまだ早いのでしょう。

 

 14:32に旭川について、駅弁と駅そばとどちらにしようか迷いましたが、駅そばにしました。月見そば450円。空腹だったせいか、結構おいしくいただきました。

 

 眠いので、眠気覚ましと「Monster Energy」、それに新聞を買って15:00発の「カムイ30号」に乗ります。カムイもライラックも同じ789系ですが、ライラック青函トンネルで使われていた先頭が緑に塗られている車両です。ですが乗っている分には変わりはなく、愛称を別々にしている必要があるのかな、と思います。

 

 なお、この区間は何度もう往復したので、このときだったかどうかわかりませんが、何度か、美唄駅付近で奇妙な「新幹線始発駅 旭川 サハリン近い…」とかいう意味不明の看板を見かけました。誰が何のためにつくったのか不明です。

 

 16:25札幌着。実はこの日、札幌で所用があったので、用件を済まそうとしたのですが、眠気覚ましを飲んでも前日4時間睡眠で一日中汽車に乗っていましたから、あまり元気がなく、とりあえず用件を済ませたものの、今ひとつの気分で19:25発の列車に乗ります。19:41着。