写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

30  函館本線「山線」廃止が事実上決まりましたね…

 2030年度に予定されている北海道新幹線の札幌開通に向けて、並行在来線である函館本線の通称「山線」廃止に沿線自治体が同意したとのことです。

 

 長万部余市は廃止余市町余市~小樽間の存続を求めているようですが、これもどうなることやらわかりません。

 

 秋にこの「山線」を利用したときは、倶知安駅のホームが新しくなっていたので、倶知安までは存続するのかな、と思っていたのですが、このあたりの路線も廃止になってしまうのですね。最悪、余市~小樽間の廃止をもあり得るわけです。

 

 そもそも、北海道新幹線が必要なのか、かなり疑問に思っていますが、「山線」の利用状況もはかばかしくありません。もっとも、余市まではそこそこ乗っていましたし、コロナ禍前は倶知安までは冬場など国際列車の感を呈していました。まあ、在来線を残しておいては新幹線の利用も伸びないでしょうから、廃止することになったのだろうと思います。

 

 一方、倶知安長万部間の利用状況は惨憺たるもので、いずれこのブログに過去に乗ったときの文章を載せようと思っていたのですが、全然客が乗っていない有様でした。ただ、その分思い入れもあり、残念で仕方ありません。

 

 とりあえず新幹線開通までは存続するのでしょうが、川沿いなど、かなり危険そうな区間もあり、何らかの災害が起きれば、それで事実上廃止、ということにもなりかねません。

 

 すでに根室本線の不通区間富良野新得間の存続も断念されましたし、北海道の鉄路はだんだん貧弱になっていきそうです。私は汽車に乗りたくて北海道に住み着いてしまったようなところがありますから、淋しさもひとしおです。

 

 せめて「一日散歩きっぷ」で札幌~倶知安長万部~苫小牧~札幌、と一周することができるうちに何度か乗ってみたいと思います。