「打ち止め」にしたはずなのに、政治記事、といっても政治そのものよりも宗教に関することなのですが、例の(旧)統一教会についてまた書いてしまいます。
この(旧)統一教会、今の正式名称は「世界平和統一家庭連合」というそうですね。この名称変更を認める際に下村博文氏の関与が噂されていますが、その真相はまだわかりません。
それはともかく、この宗教、名前に「家庭」と入れているように「家庭」や「家族」を重視し、「家庭再建」を主張しているらしいです。
それなのに文鮮明・韓鶴子夫妻を「真の父母様」と呼んで崇め奉っているということですし、なにより山上容疑者の家のように家庭が破壊されてしまうような高額献金をさせているわけです。また、信者にするため、学生を家族から遠ざけるようなこともしていたようです。矛盾しているような気がしますね。
ややこしいことに関連団体に「世界平和連合」というのがあります。さらに「天宙平和連合」(UPF)なる団体もあります。今問題になっている「ピースロード」というのはこの団体が実施していたようですね。統一教会とは関係がないということをいう人もいるようですが、いずれもも創設者は文鮮明氏であることをそれぞれのサイトで明記しています。無関係とはいえないでしょう。
昔の笹川良一氏も「世界平和」活動に熱心でしたが、この文鮮明氏周辺の「世界平和」というのは何を意味しているのでしょうね?「世界平和」といわれるとごもっともで異論はないですし、政治家にもアプローチしやすかったのでしょうが、その内実はどのあたりにあったのでしょうね?
彼らの「家庭重視」にせよ、「世界平和」にせよ、彼らなりの理論があるようですが、それを本気で読む気にはなりません。
「世界平和連合」の姉妹団体として「国際勝共連合」のリンクがありますし、いろんな団体と、もっともらしい理論があるようです。でもそれがかえって魑魅魍魎さ、うさん臭さを醸し出しているなあ、と思ってしまいます。