（旧）統一教会が話題になっている日々で、私も連日関連したことを書いているのですが、関連団体だとされる「国際勝共連合」というのは今でもあるのですね。改めて検索してみたらサイトが出てきました。冷戦も終わって久しく、役割を終えて消滅したのか、と思っていました。まあでもまだ中国や北朝鮮がありますから、しぶとく生き残っていたのですね。
サイトを見ると、文鮮明氏が創設者である、と明記されています。特に統一教会との関係を隠しているわけでもなさそうです。
最近は反共だけでなくて、「文化共産主義」と称してジェンダーフリー、選択的夫婦別姓、同性婚などに反対しています。「男女共同参画」にも批判的ですし、アメリカの中絶合憲を覆した判決を支持する論調も見かけました。一方で「家庭」の価値を強調しているようです。
どうも見てみると、自民党の右派が言っていることと通底するものがあって「なるほど」と思いました。私は今まで右派の主張は伝統保守・あるいは神道系の系統の影響が大きく、統一教会や勝共連合の影響力は限定的だと思っていたのですが、思ったより影響力があるのかもしれない、と感じました。
私は共産主義が好きではありませんが、だからといってこういう団体の支持者にもなれそうもありません。先日来、いろんなサイトをめぐって、改めて、世の中にはいろいろな思想や団体があるものだ、と思わされます。わざわざお金を払って機関紙を購読したり、組織とかかわりを持って探ったりはとてもできませんが、ネット時代ではいろいろな団体を、少なくとも表面上ですが、どんなことを考え、どんなことをしているか、探ることができますね。
