写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

29  浅田飴のCM

  連日浅田飴の話ばかり書いて、浅田飴の回し者になったような気もしないではありませんが、今日も浅田飴がらみの話をまた書きます。

 

 浅田飴の存在をいつ知ったのか、きっと幼稚園のころには知っていたと思います。どういう手段で知ったのかは覚えていません。親がなめさせたのか、薬屋で見かけたのか、あるいは広告か、その辺は定かではありません。

 

 昔は浅田飴のCMをよくやっていました。特に永六輔の印象が強いです。永六輔氏はどうやら浅田飴以外のCMには出演しなかったらしく、他の人を起用したCMもあったのですが、浅田飴永六輔、という印象が強いのです。他には広川太一郎氏とか、黒柳徹子氏とか、喉の薬のせいか「しゃべり上手」のイメージの人が起用されて、出演者のおしゃべり中心、淡々とした感じのCMが流されることが多かったように思います。

 

 ところがもう30年以上前ですが、新製品の「パッション」のCMに仙道敦子さんが起用されて、中国風の町並みを逃げ回る、というCMが妙に鮮烈だった覚えがあります。先日書いたようにyoutubeでこのCMを久しぶりに見て、影響され「パッション」を購入してしまいました。誰かが勝手にアップしたのでしょうが、浅田飴の会社にすれば昔の広告ですから、今現在の広告費を使わずに売り上げにつながったわけです。

 

 ですがそれからテレビを見なくなって、今、浅田飴がCMをテレビで流しているのか、わからなくなりました。そのせいで今でも私にとってはいまだに亡くなった永六輔氏が浅田飴の人、というイメージ、30年以上前に発売された「パッション」が新製品、というイメージです。時が止まっていますね。

 

 youtubeには何でもあるもので、台湾の浅田飴CMがありました。浅田飴の処方を考案した浅田宗伯という人は、「最後の漢方医」と言われる人で、大正天皇の幼少時に侍医をしていたそうなのですが、それをアピールしたCMでした。日本では天皇御医」とか、天皇御用」とはなかなかアピールしにくいでしょうし、浅田飴天皇がなめていたという話は聞いたことがありませんので、「天皇御用」は大げさのような気がなしないではありませんが、台湾では通用するのでしょうかね。

 

 韓国で浅田飴を売っているのか知りませんが、仮に売っていたとしても「天皇」をアピールすれば逆効果でしょう。台湾では「天皇」がセールスポイントになるのですね。この辺が旧植民地でも台湾と韓国の違いで、いつも興味深く思うところです。

 

 

www.youtube.com

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