写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

31  タイ語講座5回目

 タイ語5回目、最終回の報告です。この回は文字の勉強ということでした。タイ文字はハングルと違ってかなり難しいようです。まあ実質1時間の授業でマスターできるはずもありませんが、さわりだけ、最低限いくつかの解読をしました。それでもこういうモノはすこぶる面白かったです。

 

 会話の時のようにグループで会話練習をするのは苦手ですが、今回は講義形式でタイ文字の解読をして行くわけですので、私にはこういう方が合っています。いままでほとんどわからなかった文字の一部でも読めたので、嬉しくなりますね。勉強というのは白紙のところにあれこれ詰め込んでも面白くないですが、潜在的にでも疑問を持っている、知りたいと思っていることを知ることができると面白いのでしょう。

 

 どうもタイ語は語形変化しないとか、声調があるなど、特徴的に中国語の方に似ているように感じましたが、文字はインド系の文字で、インド系の文字とタイ語の相性は実は悪いらしく、先生も「無理がある」という説明をしていました。それをあれこれ工夫して表記しているようですが、子音と母音の組み合わせ、音の種類、声調記号から判断して、今回は先生の作った表を見て声調を決定する、という手順で読んでいきました。

 

 その子音字も前の方を見たり、末子音を見たり、なかなかややこしいです。よくタイ語学習記を見ると、文字だけで一ヶ月かかった、と書いてありますから、本気でやればもっと難しいのでしょう。今日は「ちょっと読んでみた体験」という程度だったのだと思います。

 

 結局、タイ語は「入門の入門」といったところで、挨拶やごく簡単な疑問文・否定文を習っただけで終わりました。ですからこれで「できそうだ」という感触はありません。文字も、「とりあえず簡単に読めそうなものを数種類読んでみよう」という程度で、実際にはかなりややこしいです。

 

 そもそも「こんにちは」にあたる挨拶が単純には読めません。「サワディークラップ」というのですが、その最初の「サ」の部分に「s」の文字だけがあって「a」の文字(正確には文字ではなく母音符号と言うそうですが)が書いてありません。休憩時間に先生に質問してみたのですが、「そういう読み方をする」と言うことで早速例外があるということがわかっただけでした。 

 

 ちょうど面白くなってきたところで終わり、ということになってしまいました。よそでやっているもっと本格的な講座や、ZOOMを使ったオンライン講座の案内もありましたが、よその講座はちょっと遠いし、オンラインではだれてしまうかな、と思います。

 

 結局この先生、何者かはわかりませんでした。今日、インドの文字とタイ文字の比較をやっていて、サンスクリット語をやっていた、といっていましたから、なにか仏教関係か言語研究の類の関係者なのかもしれません。

 

 しばらくあとに懇親会をやるという案内があったのでしたが、結局、行かないことにしました。行くという印をつけていた人は横でわいわいやっているおばさん連中ばかりだったようですし、男の人は誰も行かないようだったので、タイ料理は食べたいけど、ちょっと行きにくいな、と思いました。他のサークルの人も参加するそうで、ほとんど満席であと2~3人になっている、というのも行かないでいいかな、という気にさせました。

 

 休憩中に「懇親会に参加しないのですか?」と先生に言われましたが、ええ、という感じで言葉を濁してしまいました。