写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

32  7月20日が好きでした…

    書いている時点では今日、掲載される時点では昨日、にあたるのですが、7月20日ですね。今の私には特にこれと言った区切りとなる日ではありませんが、子供の頃、本州では一学期の終業式でした。今でもそうなのですかね?北海道は夏が短いので夏休み自体が短く、もっと遅いところが多いはずです。その代わり冬休みが長いですよね。

 

 7月20日、今の私にはどうでもいい日ですが、子供の頃は1年でいちばん好きだった日かもしれません。1学期が終わって40日間の夏休みに入る日。いちばんわくわくした日でした。この日に花火大会があることが多く、わざわざ人混みの中に入っていきませんでしたが、自宅から遠くの花火を眺めていました。

 

 大人になってから、花火大会の開催をめぐって嫌な思いをしたことがあったので、今は素直に花火を楽しめません。だんだん心の汚れた大人になっていきますね。

 

 話を戻して、中高生の頃、私は深夜ラジオが好きだったので、夜更かしして思いっきりラジオが聴ける、というのも楽しみでした。この時代、FMラジオは割合ヤングアダルト向けのスタイリッシュな番組が多く、プロ野球嫌いの私は深夜以外はAMではなく、FMか短波を聞いていました。

 

 小学校の頃はそれでもラジオ体操や球技大会の練習(特にこれが大嫌いだったのです)などがありましたが、中学生になると、運動嫌いで部活動もしていなかったので、学校にも行かずに済むし、何が楽しみだったんだろうと思いますが、やっぱりラジオを聞くこと、旅行をすること、あとは庭で園芸をすることでしたかね?

 

 友人もあまりいなかったので、夏休み40日間、人付き合いもせず、ほとんど家でこんなことをして過ごし、今思えば、親に疎まれたのでしょうが、厄介払いで金沢や大阪の祖父母の家に行き、それもまっすぐ行かずに、その途中であれこれ乗り鉄をやっていたのでした。

 

 夏休みに「ひとり遊び」の楽しさを満喫していましたが、こんなことをしていたから社会に出てから他人に合わせることができずに苦労したのかもしれないです。

 

 早く退職して、あのときのような夏を過ごしたい、いや、夏だけではなくて一年中そうしていたい、と思いますが、鉄道も衰退気味ですし、ラジオもあまり聞かなくなりました。園芸をする庭もありません。体力も落ち気味。

 

 退職後、あのときのような気分を味わうことができるのかな、と思います。