写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

74  札幌で外貨両替機を見かけたのですが…

    旅行記執筆を始めましたが、まだまだ前途遼遠です。このブログ、もうしばらくは日常生活の話を書くことになると思います。

 

 海外に出て、タイ以外は物価が高いな、と思って帰ってきましたが、いざ帰ってくると、日本の物価もなかなかですね。ずっとデフレだったのに、いよいよインフレ時になったか、と数日旅行に出ただけなのに、日本をそういう目で見てしまいます。1000円未満で食事のできるところは決して多くありません。美容室に行ってそこの値段が高かった、ということもありますが。

 

 そのあと、歩いていたら、地下鉄の札幌駅のところで外貨両替機を見かけました。前から置いてありましたが、今回の旅行は円安で苦労しましたので、ちょっと興味があります。

 

    その両替機、表示をちょっと覗くと、やたらにレートがいいのです。1ドル=130円とか、一昔前のレートのようです。香港ドルは現地で約20円だったのに16円と表示されています。台湾ドルは約4.5円だったのに3.9円台です。韓国ウォンも0.09円との表示ですから、結構レートがいいはず。タイバーツも3円台前半でした。

 

 むやみにレートのいい機械だな、今までは現地で両替する方がレートがいい、といわれていたのに、円安で状況が変わったのか、無人機だから人件費がかからないのでこのレートでいけるのか、それなら今度からは行く前にこの機械で換えようか、と思いました。

 

 とにかく気になったので興味半分で操作してみました。やってみてわかったのは、この機械、外貨を円に換える専用の機械です。逆(円から外貨)はできないようでした。ということは、1ドル=140円のご時世なのに、たった130円しか手に入らないことになります。よくよく考えてみると、かなりレートが悪いですね。

 

 日本人にとっては一見レートがいいように見えてしまいますが、外国人からすると、この機械はレートがいいとは言えません

 

 特に物価が高い香港で両替した時のことですが、「売り(sell)」と「買い(buy)」の2つのレート表示を見かけました。売りと買いでレートが変わることは知っていますが、海外で見かける、この「売り」レートと「買い」レートが円→外貨を示すのか、それとも外貨→円を示すのか、その場に出くわすとよくわからなくなります。窓口で実際に換えてもらえるのは悪い方のレート、とは見当がつきますし、実際そうなのですが、いまひとつピンときません。

 

 香港でのレート表示も、日本風の1香港ドル=約20円、という表示ではなく、確か10000円=約500香港ドル、という表示でした。でも1万円の部分が省略されて表示されているので、これは得なレートなのか損なレートなのか、即座に判断がつきませんでした

 

 私は算数や数学に弱いので、この外貨交換、どうすればいちばんいいレートで両替することができるのか、即座に判断することができませんでした。よくよく考えてからようやく納得して、それでも頭が混乱して、どうなっているのだろう、と思ってしまいます。

 

 今度、現地と日本でレートはどう違うのかとか、そして現地と日本のどちらでいい両替ができるのか、また、売り買いレートの違いとか、現地通貨基準表示か、それとも円基準表示かでどう判断すべきなのか、その手のことを実際に計算して研究してみたいと思います。

 

 香港ドルは1ドル当たりの価値が日本円より高いのでまだいいのですが、韓国ウォンは1円より低いので、小数点が出てきてこれまた混乱します。私は数学的な思考が弱いのでこういうのは実際の数字を見て比較してみないとピンときません。抽象的・論理的思考がダメで、文系的な経験主義ですね。

 

 この為替レートのことをいちばん考えたのは香港でした。こういうことを考えさせる街である、という点で、やはりアジアの金融センターなのかもしれません。

 

 こういうことが即座にわかる人が金銭感覚に優れている人、ということになるでしょう。私ではダメですね。

 

 皆さんはこういうこと、即座に判断できる方ですか?