写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

26  5日目夕方 ドンムアン空港探索と高級ホテル(2020年1月11日)

 連絡通路を通ってドンムアン空港をウロウロします。一通り、国際線・国内線ターミナルを回ります。奥のフードコートの方まで行きました。ただ、この時点でお金がありません。

 

 タイには500バーツや100バーツ、50バーツ、20バーツ札があります。どうも50バーツより20バーツがよく使われている印象でした。数年前に国王が代わったので、新国王の肖像の札と前国王の肖像のお札とが混在しています。高額紙幣は前国王、低額紙幣は新国王の肖像が多い印象です。20バーツの前国王札は見かけなかった気がします。使用頻度が高く、すぐ交換されるのでしょう。

 

 それぞれ一枚ずつぐらいは記念に持って帰ろう、と思っているので、そうなると使えるお金がほとんどありません。少額を両替すればいいのでしょうが、あいにく5000円や1000円札を持ってきていません。1万円では多すぎます。ATMでクレジットカードで引き出せないかな、と思って数度試したのですが、私のカードではダメでした。失敗。

 

 結局1万円を空港の銀行窓口で両替しました。2597バーツ。サービスのつもりか、100バーツ札でくれますが、こちらは新国王の1000バーツ札が欲しかったのでがっかり。まあそれでも、これで買い物ができます。

 

 まず切手。王宮前の郵便局で買いましたが、要領を得ませんでしたのでもう少し買いたいです。小さい郵便局があったので行きました。ですが15バーツ切手しかありません。もっとないのか、と聞くと、国内線ターミナルにもっと大きな郵便局があり、そちらならあるということです。

 

 確かにさっきあちこちをウロウロしたとき、確かにここより大きな郵便局がありました。大きい空港なのでどこにあったかわからなくなっていましたが、もう一度ウロウロすると見つかりました。19時までなのでギリギリセーフ。この空港は国際線ターミナルより国内線ターミナルの方が新しい建物で施設も充実しています。空港の郵便局だったからでしょうか、ここの郵便局員は私がいつも苦労する「記念に普通切手を何種類も買いたい」というのをちゃんと理解してくれて、いろんな普通切手を1枚ずつ売ってくれます。計33バーツ。

 

 次に初日最初に食事をして「これなら大丈夫」と安心した食堂へ行きます。ここの「海南鶏飯」が気になっていたのです。海南鶏飯255バーツと水ペットボトル35バーツ、サービス料込みで計319バーツでした。結構おいしいです。

 

 次に下着がもうないです。ですが服を売っているのは1軒だけ。子供向けのタイの服やTシャツ、お土産用のムエタイ(タイのキックボクシング)パンツなんかがあります。もちろんムエタイパンツなんかいりません。サッカーのユニフォームやTシャツがありました。Tシャツを買おうと思ったら、結構高いです。790バーツ。

 

 実は、食事の前にこの店に1回入って、もっと安いところはないか、と思い退散したのですが、他に見当たらず、やむを得ず再度入りました。戻ってきたので買う気があると思われたのか、おばさん店員が近寄ってきます。高いので躊躇している様子を見せると、「ディスカウント」といって490バーツでした。これぐらいならいいか、と思います。

 

 サッカーのチームのものばかりでしたが、そういえばブログの「読者」のなかに「リバプール」のファンの方がいて、こちらはサッカーに無知なので不義理をしていたのですが、それを思い出して、罪滅ぼしのため「リバプール」のチームのTシャツを買いました。一応「オフィシャル」と書いていあります。

 

 あと、空港内のセブンイレブンで、コーヒー牛乳27.50バーツ、お土産用ドライマンゴー228バーツを買います。

 

 今度はドンムアン駅に向かい、昔ながらの駅の風情を楽しみます。高架の工事をしている様子でしたので、いずれ高架化されて味気ない近代的な駅になるのかもしれません。ここにも両替の店があるのですが、利用しませんでした。帰国してからネットを見ると、実はこの野外だけど駅構内にある両替店、空港内にたくさんある両替店が協定レートで率が悪いのに、こちらはそれより断然レートがいいのだそうです。帰国後に知ったので、後の祭りですね。

 

 駅のホームから手を伸ばすと、低い塀越しに屋台から買い物ができます。鶏の脚のフライを買って15バーツ。ホームのベンチで食べます。そしてホテルに戻り、買ってきたTシャツを着て、フィットネスへ。ホテル宿泊代の元を取ろう、という、ケチ根性で変な気を起こしますが、やってみます。ですが靴が北海道から履いてきた冬靴ですのでランニングマシンで走ったりするのは無理でした。ちょっとまねごとをしてあえなく退散。そこにあった水のペットボトルが無料だったようなので、それをもらって飲んで終わってしまいました。

 

 部屋に戻ります。テレビをつけるとNHKも入り、さすが高級ホテル、とここだけ感心。台湾の総統選挙をやっています。他局はどう報道しているのだろうかと思いますが、英語や中国語、タイ語なのでよくわかりません。あと、広い部屋なので、何かなくし物をしたと勘違いし、探し回って見つからずへこみます。ということで最終日はあまりいいことがなく、悶々としていました。翌朝バッグの裏に隠れていたのでホッとしました。何をなくしたと勘違いしていたのか思い出せないくらいなので大したものではなかったはずですが、気になるもので、その夜は落ち込んでいました。結局分不相応だったのですね。