写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

06 旅行貯金 中央郵便局にこだわる<その6>(2000年12月)

 33局目 奈良中央郵便局(2000年<平成12年>12月29日)

 奈良中央郵便局近鉄新大宮駅近くにありますが、朝ということで、15分ほど歩いて行きました。9時少し前に到着。開くとすぐ入って1番の番号札を取って貯金しました。局員は若いまじめそうな男性。ハンコは朱肉のつきが薄かったものの、「奈良」の字がはっきり写っていたので合格。

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 34局目 津中央郵便局(2000年<平成12年>12月29日) 

 津中央郵便局に行きます。位置は駅前の地図でわかりましたので、バスに乗って「三重会館」というところで降ります。

 津中央郵便局は中央局の割にはこじんまりしていました。ここはまた若い女の局員。危惧したとおり、愛想はいいのですが、ハンコがきちんと写っていません。事情を話して押し直しを頼むとちょっとむくれた顔をされましたが、今度は朱肉をベタベタにつけて押印。きっちり写ったものの、今度は通帳の反対側の用紙にも朱肉が写り、あわてて間にちり紙を入れて持ち帰りました。

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 35局目 名古屋中央郵便局(2000年<平成12年>12月29日)  

 名古屋中央郵便局へ行きます。大都市の中央局はほとんど駅前、しかも名古屋は2年前に行っていますから何も心配していませんでした。ただ、貯金のあと、何か名古屋のおいしいものでも食べよう、と2時間ぐらい時間をとっていました。

 ところが、行ってみると、なんと「名古屋中央郵便局」の看板の下に「駅前分室」と書いているではありませんか!建物はどう見ても中央局のそれです。どうやら本局は移転したらしく、旧局を「分室」として残したようです。ここで貯金しても「名古屋中央郵便局」のハンコをもらえるでしょうが、それではどうもすっきりしません。時間もあることですし、新中央局に行くことにしました。

 まず、地下街の本屋を探しましたが、名古屋の地下街は慣れていないので手間取り、やっと見つけた本屋で地図を立ち読みすると分室のところに「中央局」と書いています。仕方なく駅ビルの高島屋の上の本屋に行き、そこで立ち読み。2000年7月発行の小型地図では分室がまだ中央局となっており、役に立ちません。やっと2001年1月発行の大型地図、そして電話帳で、「西区西天神山」に移転していることがわかりました。ここ数ヶ月の間に移転したらしく、しかも中途半端なわかりにくい位置です。

 しかし大型なので買うわけにもいかず、地下鉄浅間町で降りれば一番近い、とわかったので、地下鉄桜通線で丸の内、乗り換えて鶴舞線浅間町まで行きました。ところが駅についてもそれらしき建物は見えず、しかもどっちの方角かわからず途方に暮れてしまいました。

 やむを得ず、近くを歩いていた優しそうなおばあさんに聞きました。おばあさんだったので「天神山はどこですか?」と地名で聞くと、「ずーっと向こう」との答え。仕方なく指された方に歩いていきました。ですが2~30分歩いてもなかなか見あたらず、もう一回道を聞こうか、と思ったところで郵便配達のアルバイトが何人か自転車に乗って走って行くのが見えました。ほっとしましたが、まだ位置がわかりません。新しいので案内図にも載っていないのです。

 どうやら行きすぎたようだ、と思い、曲がって一本筋違いの道に行ってそこを戻っていきました。しんどくなったのであきらめようか、と思ったところで発見。やはり行きすぎていました。ようやく名古屋中央郵便局にたどり着きます。

 新築なので大きいのかと思いきや、集配のための局のようで、窓口はこれまでの中央局で一番小さいくらいです。苦労してやっとたどり着いたのに、拍子抜けです。番号札を取ったら、呼ばれたときに局員に「番号札も出してください」といわれました。最近はハンコ押しが不鮮明なときに備えて念のため番号札も取っておくようにしているのですが、初期はそんなこともしていなかったので交渉するまでもないか、と思い、通帳と一緒に差し出しました。

 局員は「限度額は大丈夫でしょうね、最近厳しくなっていますから」といったあと、手続きを始めました。こんな苦労をしてハンコが不鮮明だとがっかりですが、中堅らしい男性職員はきちんと押してくれて一安心。

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  36局目 岐阜中央郵便局(2000年<平成12年>12月29日) 

 岐阜中央郵便局は駅から徒歩圏内でしかも車窓から見えたので安心。

 急いで歩いて岐阜中央郵便局に行き旅行貯金をしました。ここもまた若い女性局員。またもや愛想はいいのですが、ハンコは不鮮明でだめ。やり直しを頼んだところ、今度はこころよくやってくれたものの、印字位置がずれている上にまたもや不鮮明

 「岐」の字はわかるものの「阜」の字はつぶれて判読が難しい状態です。今までは押し直しでもうまく重ねて押してくれていたので安心していたのです。「これ以上だめですか?」というと局員は「すいません」と申し訳なさそうに謝ったので仕方なく出ていきましたが、馬鹿馬鹿しさもここに極まったという気持ちです。一日4局はやはり無謀だったか、とか、もうやめようかな、なんて思いつつ、とぼとぼ歩いていきました。

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