写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

27 6日目 ドンムアン空港から帰国(2020年1月12日)

 では最終回です。読んでやってください。

 さて最終日、1月12日(日)です。今日は早朝便です。そのために空港直結の高級ホテルにしたのですから。早く起きてあれこれ確認。で、部屋を出てフロントへ。チェックアウトをして預かり金を返してもらいます。前国王の1000バーツでした。あと確か1000バーツ札をもう一枚残していたつもりだったのですが、見当たりません。パスポートも日本円も500バーツ札もありますから、紛失や盗難は考えにくいのですが、腑に落ちません。

 

 思い違いか、とにかくおかしいなあ、と思います。返してもらった1000バーツは旧国王の肖像で、昨日追加で両替したお金は100バーツ札で渡されました。ということで新国王の肖像の1000バーツ札が欲しくなり、100バーツ10枚をフロントのタイ人の若い兄ちゃんのところへ持って行きます。この男の子が笑顔のかわいい子でした。くしゃくしゃの笑顔で交換してくれます。特に何も言わなかったのですが、新国王の1000バーツ札をくれました。とにかく1000バーツ札2枚。ですがこれは記念に持って帰る用です。お土産購入用の1000バーツがあったはずだがなあ、と思い、変な気持ちでホテルをあとにします。

 通路を通ってドンムアン空港へ。でもあったと思っていた1000バーツがないので、もう使えるお金がさほどおありません。6時半頃に出国手続き。少し並んだ程度で、特に問題なしです。ということで構内に入ります。ドンムアン空港の場合も、手続き後の出国ゾーンの方がお土産店が充実している感がありました。

 

 ですが使えるお金がさほどありません。しかも朝っぱらから、また足が痛いです。あちこち歩くのが苦痛です。それでも一通り内部を回ります。あれもこれも買いたいなあ、職場に持って行くお土産も欲しいし、と思います。でも買ったのはドリアンチョコ115バーツの小箱のみ。それぐらいしか買えません。

 

 クレジットカードを使えばいいのでしょうが、どこかから1000バーツ札がで出てくるかも、と思って使いませんでした。結局現在に至るまで出てきていません。昨日うっかり使ったか、500バーツ札を勘違いしていたか、どちらかでしょう。ドリアンチョコはドリアンそのものでありませんが、それでも帰国後職場に持って行ったら、微妙に変な匂いがしました。

 なんだかなあ、と思いつつ、出発を待ちます。8:35少し前だったと思いますが、ゲートが開いて乗り込みます。帰りは座席指定にしました。23Aという席。窓側です。あと預け荷物と食事がついて、5800円だか追加料金を払っています。

 

 今回も満席ではありませんが、なぜか私の列には3人詰め込まれます。航空機はまたエアバス。23番の席は翼のところでした。翼の部分を避けるには20番台は避けた方がいいのかな、と思います。ですがエアアジアの場合、昼行でも上空に達すると窓を閉めるように言われるので窓側にしてもあまり意味がないようです。

 

 エアアジアのXJ622便8:35発。翼のところなので外の様子はあまりわかりませんでした。とにかく離陸。雲にかすんでいて、最後のタイの様子はよく見えませんでした。残念。しばらくするとみんな窓を閉めますが、数名あけたままにしている人もいるので、私もあけたままにします。

 

 私の列に3人座っていたのですが、通路側のタイ人らしき人物は席を移り、真ん中にいたひげを生やした、いい体つきの若い日本人兄ちゃんは通路側の席に移ります。この兄ちゃん、短パンTシャツ姿で、タイではそれでかまわないのでしょうが、北海道に帰ったらどうするのだろうと思います。だいたい私はこういう格好で飛行機に乗る、というのはいかがなものか、という感覚を持っています。

 しばらくして機内食を持ってきました。なぜか予約の時、「ベジタブルランチ」と指定されていました。私はベジタリアンではないので、物足りないだろうなあ、と期待していませんでした。まあ実際肉類らしきモノは入っていませんでしたが、味付けに工夫があるのか、期待していなかったからか、意外とおいしい、という感想を持ちました。

 

 その後、ウトウトしていたのですが、しばらくすると海岸線が見えました。ベトナムあたりの海岸線かな、と思いましたが、現在位置がわかりませんので、確証がありません。またウトウトしていると、後ろの客が手を出して私の席の窓を閉めてしまいました。

 

 ということで退屈です。横の兄ちゃんの寝顔でも見ているしかありません。ひたすら退屈。それでも偏西風に乗っているのか、行きの8時間より短く、6時間半のフライトです。あと45分というアナウンス。録音した日本語アナウンスもあります。

 

 窓を開けるようにアナウンスがあり、北海道が見えます。今日は苫小牧からまっすぐ突っ込むのかな、それとも旋回するのかな、と思っていたのですが、まっすぐ突っ込みました。ということで到着。17:05。ちなみにタイ時間だと15:05です。私も上着を着ていないので、もしバスに乗って移動させられたらどうしよう、と思っていたのですが、ちゃんとボーディングブリッジのあるところにつきました。

 入国手続きはまた自動です。ですが老人の案内員がいます。これを見たら、改めて日本は老人が働いている国だなあ、と思います。サーモグラフィーで熱がないかチェック。なんともありませんのでスルー。これまで行った外国では見かけませんでしたから、日本独特のもので、意味あるのかなあ、と思っていましたが、最近の中国の肺炎のこともありますから、ああいうものでも意味があるのでしょうね。

 

 荷物受け取りターンテーブル。真ん中ぐらいに出てきました。税関チェックは今回も特に荷物検査などされませんでした。台湾の時はバッグを検査されましたが、それ以来なし。タイ帰りなんて怪しまれそうですが、南国帰りだから検査されるといいわけでもないようです。

 

 荷物預かり所でコートや上着を返してもらい、一度新千歳空港駅に行って切符を買い、待ち時間があるので、国内線ターミナルで食事。そば屋でおばさんに引かれるまま、冷やしたぬきそばを食べました。新千歳空港駅に戻り、特急で帰ります。18:30発のエアポートで18:34南千歳着。列車を乗り換えて帰宅。

 長々と読んでいただき、ありがとうございました。