12月14日・15日の夕方、1971年の紅白歌合戦の再放送をやるというので約1年ぶりにテレビをつけてみました。
30分ほど前に試しにテレビをつけてみたら、まずリモコンの電池切れ。慌ててコンビニに行って買い換え。それからテレビをつけて見はじめたら、Bーcasカードとかいうテレビに入れるカードが不具合で、頻繁に放送が途切れます。このカードを取り出して拭いたら直りました。ずっと見なかったので、ほこりがついていたのでしょうか?
せっかくなので録画しようとしたのですが、普段操作しない機械なのでこれも一苦労。録画はうまくいって、本放送で途切れたところも映っていましたが、再生はできるものの停止できません。これまたリモコン側面のスイッチを動かしたら直りましたが、テレビ番組を一つ見るだけで一苦労でした。ずっと見てないと、テレビの操作も一苦労、と感じますね。
71年の紅白はNHKでリマスター版をつくって画質が放送に耐えられるようになったので流したようです。紅白は60年代のものは当時司会だった宮田輝氏が個人的に所蔵していた白黒版しか残っておらず、70年は海外在住の日本人に見せるために映画化したものがアルゼンチンだかで見つかったものが残っているそうです。ただ、欠落部分があるらしいです。
今回放送された、71年はVTRが残っていたのですが、保存状態が悪く、これまで通しで放送できなかったらしいです。カラーのVTRがNHKに完全に残っていたのは72年からだということです。
2日間、実際に久しぶりにテレビをいじくって録画もしてみていたら大晦日になったような気がしました。過去に年末だけテレビを見るので1年ぶりにテレビをつけるとどこか不具合が生じていることがありました。
まあ、年末の今年の紅白を見る予行演習になったということでしょう。でも今年の紅白の方は全く期待していませんが。
で、71年、というより昭和46年の紅白の内容の方ですが、非常に面白かったです。「これが紅白」ですよね。71年の紅白は幼すぎて見ていないのでyoutubeで断片的に見たのを除けば初見です。これまで一部欠けているところがある、と聞いていましたが、全曲放送されました。どこかでビデオが発見されたのかもしれません。
私は今も紅白を見ていますが、この時代の紅白の幻影を今でも追い求めてしまっているのでしょうね。私は自分の実年齢よりも少し前のものが好きなので、80年代のものより70年代のものの方が好きなのです。TBSがビデオをちゃんと残しているのに対し、NHKや日本テレビは80年前後までビデオをちゃんと残していなかったそうです。
舞台セットがカラフルなのがこの時代の特徴です。カラー化間もない時代でしたので、バンドの譜面台に赤青緑などのカラフルな電気がついています。これが70年代半ばになるとカラフルさは薄れてきます。
尾崎紀世彦やにしきのあきらがこの放送の影響で話題になっている、というネット記事を見ました。私が印象に残ったのは岸洋子、加藤登紀子、島倉千代子、トワエモア、朝丘雪路、フォーリーブス、菅原洋一、坂本九、はしだのりひことクライマックス、雪村いづみ、本田路津子、ザ・ピーナッツ、渚ゆう子、弘田三枝子、水原弘…あげだしたらきりがないですね。
個々の歌手については機会があれば記事化してみたいと思っていますが、いつのことになるやらです。