写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

11 2020年の年末、紅白と年末年始番組の感想

 普段テレビを見なくなった私ですが、先日来書いているように年末年始だけテレビを見ます。その感想を少し書いておこうと思います。

 

 まず、紅白歌合戦。見ることは見たものの、もうJーpopの歌ばかりで、数曲聞いたことがあるかな、という程度でした。正直今年のヒットで曲とタイトル、歌手名が一致するのは瑛人の「香水」ぐらいでした。これも以前「さえわたる」さんのブログで紹介されていたので知った次第です。「さえわたる」さんはブログをやめてしまったので今年はもっとヒット曲がわからなくなってしまうのでは、と思います。

 

 あとは「あいみょん」の歌と「yoasobi」というユニットの曲を聴いたことがあったかな、という程度でした。「香水」とこの歌はよく行く場所でときどき流れていたのですが、「香水」以外は曲を知っていただけで曲名も歌手も知りませんでした。

 

 無観客だったこともあって特別番組感がなく、ただの長時間歌番組という感じでした。五木ひろしが50年連続ということで「山河」という歌を歌っていたのが感慨深かったのと、三山ひろしという演歌歌手の恒例のけん玉ギネス挑戦が、歌そっちのけで意外と面白かった、というか、紅白らしかったのはここだけ、という感じでした。

 

 よく紅白に対して、「くだらない余興はやめて、歌をもっとしっかり聞かせて欲しい」という意見を見かけますが、全盛期の紅白はそれこそ田舎芝居みたいな小コントが多かったものです。イタいコントも見ている方が恥ずかしくなりますが、今年のような紅白もちょっと寂しいと思いました。

 

 あとは氷川きよしがロック調の曲を派手なピタピタの衣装早変わりで歌っていましたが、本当はこの人、こういうことがしたかったんだろうなあ、という印象でした。ずっと横でこの手の衣装を着て激しく歌っている歌手を見て、自分もいつか、と思っていたのかも知れません。この人本当はT.M.Revolutionみたいになりたかったのかも、と思いました。でも、これまで演歌を歌ってきて実績を上げてきたからこそ、今になってこういうことができる、許されるのだろうなあ、と仕事で実績が上がっていない私は思ってしまいます。

 

 あとは同じようなバラードやロック調の曲が多く、毎度おなじみ石川さゆりの「天城越え」以外でも、何度か聞いたことはあるけどいつの曲だったかわからない、というものが多かったです。全体を見ていて、今年は珍しく全体的に紅組優勢だろうなあ、と感じ、実際にも紅組優勝だったのですが、紅白に分かれていない特別出演的歌手も多く、また、印象に残る曲はあまりありませんでした。正直途中で飽きて、他のことをしながらみていました。

 

 福山雅治は、私と同年代なのに何でここまで容姿の差があるのだろうと思います。比べようという私も私ですが。「家族になろうよ」という歌はひとり者の私にはちょっと痛かったです。さらに、YOSHIKIも同年代なのにあの顔は、と思ってしまいました。今調べたら実は年上。福山雅治は無謀ながらにも自分と比較してしまいますが、この人はどうなっているのだろう、と思ってしまいます。比較する気が失せます。

 

 MISIAという歌手がトリでしたが、他にも実力派と思われる女性歌手が出場していたのに、なぜこの人がトリなんだろう、と近頃の歌に疎い私はそう感じてしまいました。「MISIAという歌手」と書いている時点で疎いのがわかってしまいます。

 

 夕方、紅白が始まる前まで「年忘れ日本の歌」を見ていたのですが、こちらの方がなじみの歌、歌手が多いです。でもこちらも、もう私が生まれる前の「なつメロ」歌手はほとんど出演しなくなっています。

 

 これを見ていたあと紅白を見たのですが、演歌だけでも八代亜紀とか、長山洋子の「じょんから女節」とか、都はるみも久々に見ましたが、このあたりの歌手を毎年交代で紅白に出せばいいのに、と思いました。

 

   ネットで見ると、今年の紅白は評判がよかったようです。視聴率も上がったし。多分私の世代より下の30~40代をターゲットにしたのだろうと思います。まして私は同年代よりも懐古趣味が強く、今年の紅白の路線ならもういいかな、という気さえしました。こんなことを言っているから、時代に取り残されていくのでしょうね。

 

   紅白という番組は、「デパートの大食堂」のようなものでした。昭和の時代に家族そろって楽しむものだったわけです。ですが価値観も多様化、要求水準もそれぞれ違った方向で高いものを求められるようになりました。こうしてデパートの大食堂はほとんど消えてしまいましたが、紅白は残っています。一時は昔ながらの顧客向けに演歌(和食?)中心になっていたのが、それも難しくなり、今回のような構成になったのでしょう。

 

 私がよかったと思うところが視聴率の悪かったところで、面白くないと思ったあたりはよかったらしいですが、考えてみれば、懐古趣味で「デパートの大食堂がいい」といっているようなものですかね?

 

 紅白を見たあと、ゆく年くる年をちょっと見て、「ジルベスターコンサート」で年越し。ジャニーズの番組もちらっと見ました。紅白の時も思いましたが、やはりジャニーズは美少年が多いです。でも30過ぎの歌手も多いようで、高齢化。後ろで踊っている少年達の方が若々しいのに、と思ってしまいました。

 

 朝まで生テレビ田原総一朗まだ出ていました。86歳とかでびっくり。でも私はつけたまま寝てしまいました。