私は「紅白歌合戦」を見ないと年が越せない派なので、紅白を見ました。もはや好き嫌いではなく、紅白を見終わることで、「今年も終わった」と感じるのですね。時々、大晦日に紅白を見られずに焦る夢を見るくらいです。でも無事に昨年末も見ることができました。
さて、例年通り、50代一人暮らしの紅白の感想を書いていきます。正直、始まる前は義務感で見るつもりで、期待していませんでした。出場者が発表されたときは知らない歌手ばかりだったし、あと、JーPOPの大御所が特別企画で出演すると言っても、全盛期に出演しないで、今頃出演するのか、とネガティブに見ていました。
まず、前半ですが、期待してないなかった分、テンポがよくて意外といいかな、と思いました。前半は一曲が短いのですね。ほとんどいきなりSixTonesの歌が始まり、天童よしみの場面のお祭り気分はよかったです。50周年だという、郷ひろみは元気ですね。走り回ったりして60代とは思えないです。この人、40代ぐらいからそういう感じですが、どこまで「郷ひろみ」ができるかやってみよう、と思っているのでしょう。
「なにわ男子」の存在はデビュー時にコンビニにポスターだったかのぼりだったかが掲示されていたので知っていました。かわいい男の子たちだと思います。韓国系にはこういう「かわいい男子」はいませんね。ただ、曲は知りませんでした。なぜかデビュー曲が「初心LOVE(うぶらぶ)」であることは知っていましたが、聞くのは初めて。
テンポよく進行して最初に視聴者をつかもうとしたのか、審査員を全員紹介しなかったように思います。黒柳徹子は紹介されていましたが、さすがに衰えていました。多分89歳です。この人、4時間以上見ていられるのか、と心配になりました。
今回批判の多かった韓国系とされる歌手ですが、多くは韓国の歌手というよりも、韓国資本がデビューさせた日本人グルーブ、あるいは日韓混成グループなのですね。ただ、誰が日本人で誰が韓国人なのか、区別がつきません。ただ、どのグループも同じような感じで、統制の取れたダンスだな、とは思いましたが、さほど印象には残りませんでした。K-POP、早くも曲がり角なのかも、と感じます。
これに対し、やはり何組も出ていたジャニーズ系ですが、先述した「なにわ男子」ともうひとつ「Snow Man」は印象に残りました。衣装のせいなのか、スタイルがよくて、結構かっこいいな、という感じ。あとのグループは正直区別がつきませんし、印象に残らなかったのですが、他のジャニーズ系のグループにもそれぞれファンがいて、それぞれのグループを出さざるを得ないのだろうな、と思います。ですが、歌は知りませんし、歌手、というかグループの区別はつきませんね。
それでも、若いかっこいい、あるいはかわいい男の子たちはいいなあ、と思います。自分は若いときもそうではありませんでしたから。こういうアイドルになっていたらどうなっていたんだろう、とあり得ないことを、年に一度、この手の番組を見るときだけ妄想します。
特別企画でYOSHIKI他の「THE LAST ROCKSTARS」というのが出ていましたが、YOSHIKIの顔はどうなっているのだろう、というのが不思議だだけでした。他の人はそれなりの年齢を重ねた顔をしていましたが。
坂本冬美は「お祭りマンボ」を歌っていましたが、最初の天童よしみの二番煎じという感じで、この辺から自分にとっては中だるみ感が出てきました。やはり4時間半は長過ぎですね。
ウタの「新時代」というのはCGなのか、ホールで見るとどうなっているのだろうと思いましたが、正直興ざめ。今年一番はやった曲のひとつだそうですが。
三山ひろしのけん玉はもう「お約束」ですが、これは歌そっちのけで見入ってしまいました。はじめの方に出てきた、水森かおりの謎解きの時もそうでしたが、演歌歌手の時の企画ものの方が私にとっては面白いです。曲そのものは全く印象に残りませんでしたが。
Vaundyという歌手の歌は、聞いたことがあるようなないような…この辺で出てくる歌手は、自分には同じようなアーチストに見えて、正直飽きていきます。興味ないアーティストのライブを見ている感じです。ですからこのあたりはあまり一生懸命見ていません。
どのジャンルでもそうですが、同じようなタイプの歌手が出てくると、先に出てきた歌手の方が印象に残ります。
純烈と出てきた有吉弘行の「白い雲のように」は思いがこもっていて良かったし、工藤静香は親子共演でしたが、衰えていないな、という感じ。ファンではなくても、知っている歌がでた方がやはりいいですね。
長くなりましたので、残りは次回に回します。