写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

21 ロシア旅行記を終えて<その1>(2019年8月)

 ロシア旅行記終わりました。

 

 今回、台湾韓国の反省でやたらメモを細かくとったので、以前に増して文章も長くなってしまいました。それでも詳しく書いた分、一部メモを書き落としていることが、かえって気になってしまいます。あそこで買い物したのに記録が残っていない、とか、小さい買い物やちょっと見かけた事柄について、どちらが先だったっけ?とか、どういうルートで歩いたんだったっけ?とか。思い出せないところもあって、おやおやと思います。 まあ、あやふやなところもありますが、それでも読んでやってください。どなたか読んだ感想を書いてきてくだされば、とてもとても、うれしいです。

 

 以後、補足や全体を通して感じたことを書いていきます。

 

   写真について

 台湾、韓国のときと違い、今回、特にハバロフスクの景色が美しく、普段はカメラを持って行かない主義の私ですが、やはり持って行った方がいいかな、と思いました。景色の描写を一生懸命書きましたが、参考に見たyoutubeの動画の方がやはりいいですね。延々と書いていてむなしくなります。それと、楽しかったのに、書いていくうちに考えてみると、なんだかなあ、ということが多いですね。言葉がよくわからないので仕方ないです。

 

 言葉について 

 今回、露英中韓の四カ国語に接しましたが、どれもこれも使えずじまい。でも4カ国語なんて無理ですから、やはり素直に翻訳アプリを使うのが正解なのかな、とも思いました。やはり今の時代、必要性は英中韓、続いてロシア・タイ・スペイン・ポルトガル語といったところでしょうか?今はフランス語やドイツ語の必要性が薄まりましたね。

 シベリア鉄道ウラジオストクで中国人のおばさんたちが好意的に接してくれたのに意思疎通が出来ず残念でした。中国語については、大学で少し学んだだけでした。実は数年前、資格検定マニアになっていた時期に中国語検定の準4級をとりましたが、最下級ですから全然使い物になりませんでした。無理矢理の筆談と、断片的な単語がわかっただけです。 

 

 航空路線について

 千歳からだと、台北はもちろん、ソウルや大邱よりもウラジオストクの方が近いわけですが、飛行ルートが迂回ルートらしいのと、便数が少ないので、韓国に行くより多少高くなるようです。そもそも日本の航空会社で千歳から海外便を飛ばしているのを知りません。あってもLCCでしょう。これまで利用した航空会社は皆海外の会社です。

 

 先日ネットを見ていたら、夏休みの旅行先伸び率1位が韓国の大邱で、2位がウラジオストクだったとか。たまたま今年行ったところと一致します。おそらくこの2つの空港の利便性が急上昇したからでしょう。私にしては珍しくはやりものに乗ったわけです。

 

 ロシア観光について

   ロシアが観光誘致に熱心なのかはわかりませんが、日本側では近頃ウラジオストクが意外といいという記事が時々載ります。このところyoutubeウラジオストク旅行の動画が結構上がっています。ハバロフスクは、まだ少ないですね。ウラジオストクの場合はビザが緩和されたのが大きいと思います。電子ビザならネットでとれますし、正規ビザは相変わらず代行業者に頼むのが普通でしょうが、昔と違って適当な旅程でも発行してもらえるようになりました。

 

 ロシアには、知られていないだけで結構いいところがあると思います。はじめサハリンも検討したのですが、ここは観光的には魅力が乏しいですね。今年も稚内航路があれば旅行の有力候補だったのですが、海路が使えないので断念しました。

 

 旅行記の中で書きましたが、ハバロフスクを訪れる日本人観光客がいないわけではないですが、少ないようです。旧ソ連時代から一定数旅行客はいたと思いますが、台湾韓国よりは少ないですね。近頃、「オーバーツーリズム」が問題になっていますので、このハバロフスクのようなあまり知られていないところがかえっていいかもしれません。

 

 時差について

 ハバロフスクの経度は日本の明石と同じです。ということは日本と時差が同じであった方がいいわけです。ところが遅れているのならともかく、1時間進んでいます。まあ、日暮れが遅いのは便利でした。よく覚えていないのですが、27年前は冬で、ハバロフスクは日本より2時間進んでいた記憶があります。その後時間帯を整理したり、サマータイムをやめたりということがあったそうで、そのときサマータイムだった時間を一年中使うようになったらしいです。正確な話だかどうかはわかりません。

 

  物価と両替について

 ロシアの物価が安いという印象は受けませんでした。1ルーブル2円と考えても、量が多いとはいえ、ウラジオストク空港の餃子みたいなペリメニが円換算で900円、ホテルも便利がよい空港内とはいえ、トイレシャワー共用で7200円です。ルーブル相場がどう動いているか普段気にしませんから、相場については、どうこう言えないです。ただ、日本の銀行での両替は大失敗でした。ATMの機械では自分のカードが使えるか、下手をすると入れたはいいが出てこなかったりしたらどうしよう、と思いますし。夏なので空港の両替所が夜でも臨時営業していたのかもしれませんが、助かりました。

 

 外貨両替はレートの悪い順に日本国内→現地空港両替所→現地銀行というのは原則的にはどこでも同じだと思います。推測ですが、おそらくこういうものも需要と供給の原理でしょう。日本だと相手国の通貨の手持ち(供給)が少ないし、その通貨をあえて求めると高くなります。現地では日本円の方が貴重なので高くなりますね。おそらくそういうことでしょう。ですが日本円の場合は需要のない田舎などでは両替してもらえない場合もあるとか。まあ現地の空港で少しだけ両替、翌日に現地の銀行を探して両替、というのがベストでしょう。わかっていて実行しないのが私ですが。でもこれからはキャッシュレスが多くなっていくのかもしれませんね。

 

 ロシア人の愛想について

 いろんなところで書きましたが、ロシア人は全然商売っ気がないです。挨拶もしないし、露店の店員はグダーッとしているし、まあ若い男の子が比較的愛想がいいかな、という印象でした。若くても女の子は駄目でした。民族性なのか、社会主義の残滓なのか。きれいな子が多いのですがね。きれいですが、冷たい感じで、いい意味でも悪い意味でも人形のようでした。
 

 

 乗り物について

 トロリーバスは日本語で「無軌条電車」というそうですが、電車の一種と考えた方がよさそうです。基本は架線下しか走れません。ただ、他のバスが停まっているときなどによけるという程度は出来るようでした。アルペンルートトロリーバス区間がありましたね。まだ行っていません。日本でも高度成長期にはトロリーバスが大都市でもいくつかありました。ですが私の幼少期までに廃止されたようで、見たことも乗ったこともありません。旧社会主義国では残っているようです。ピョンヤンにもあるそうです。

 

 遊覧船というのは日本でも意外とこんなところに?というところにもあるものです。アムール川は観光名所と言っていいと思いますので、昔からあったのだと思います。冬は結氷しますね。オホーツク海の流氷はここの氷のなれの果て、と聞いたことがあります。27年前は真冬でしたが、ソ連崩壊直後に行ったせいもあり、おっかなびっくり歩いただけでした。今回、結構暑くて閉口したものの、市内見物なら断然夏だなあ、と思います。

 

 ただ、シベリア鉄道は冬の方がよい、といわれていました。暖かい室内から冬景色を眺め、たまに駅で寒さを体験する、という方が面白いでしょう。夏は冷房がないのと、蚊が発生するので意外とよくない、といわれていましたが、今度の乗車では、列車に冷房がついていましたし、蚊に刺されることもありませんでした。

 

 列車のコンパートメントの鍵については、2等は4人部屋なので車掌が管理することになっているのでしょう。食堂車に行くとき声をかけようかな、と思ったのですが、貴重品は持って行くのでまあ大丈夫だろう、と思って閉めずにそのままにしておいたのです。 ロシアの鉄道ゲージは1524ミリ(1520ミリと書いているのもありました)ですね。ですから市電もそうなのだろうと思います。 

 

 ここまでにして、続きは次回に回します。