写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

15  2日目朝 両替店・タプコル公園・地下鉄、そして老人とスマホ…(2023年8月1日)

    さてソウル2日目の朝、ホテルを出ます。

 

 まず楽園商街と仁寺洞の間にあった両替店で両替。今度は1万円が89800ウォンになりました。昨日の空港の銀行窓口より6300ウォンほどいいですが、90000ウォン台には乗りません。それでもやはり空港のレートは悪いのだな、と思います。ちなみに4年前大邱空港の銀行窓口で両替した際には空港の悪いレートにもかかわらず99800ウォンだという記録が残っていました。10000ウォンも違うとは、やはり円安ですね。

 

 それから、三・一独立運動が始まったという、タプコル公園を覗きます。ここは韓国ナショナリズムの聖地とも言うべきところですが、だいたいいつも、じいさん達がたむろしています。ガラスケースで覆われた石塔(これがタプコルの由来)を眺めます。暇なじいさん達がグダグダしていますが、誰もスマホをいじっていません

 

 スマホと言えば、韓国でだけ、画面を半分に折りたためるスマホを見かけました。サムスンの製品かわかりませんが、さすがIT先進国、とは思いました。

 

 この入り口の門の脇に沿海州(ロシア領)・間島(中国領)・対馬(日本領)返還署名」の紙が置いてあります。ちょっと覗きます。非現実的なので数人の署名しかありませんが、それでも対馬が一番多いです。西洋人らしき署名もあり、この人わかって署名しているのかな、と思います。

 

 鍾路3街の駅まで行き、ここから地下鉄1号線に乗ります。旧型の電車でした。ところが東大門駅に着くと、車内灯が消えてびっくりしました。どうもこの列車、東大門止まりだったようです。ですがまだ客が乗っている段階で電気を消す、というのはなかなかの荒業です。あわてて降りました。で、再度来た電車に乗り換えて祭基洞駅へ向かいます。

 

 ところで、鍾路3街駅だったか、この東大門駅だったか忘れましたが、ホームでじいさんに地下鉄の路線図が表示されているスマホを見せられ、何か言われましたが、わかりませんスマホの使い方か道案内のどちらかだと思いますが、どっちにしてもわからないので「日本人です」としか言えませんでした。

 

 過去にも何度か、ソウルで老人にこの手のことを聞かれた経験がありますが、まだ答えられたことがありません。他の国ではそういう経験がありません。韓国の人、特に老人はすぐ誰かに聞く習性があるのかなと思います。ぜひ一度、質問に答えてみたいものですが、いつまでたっても、それだけの韓国語力が身につきませんね。