写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

06 3日目ソウルの夜 東大門のファッションビルなど(2015年1月10日)

  もう夜8時ぐらいなのですが、服を買い損なっていて、明日着るものがないです。東大門地区のファッションビル街は深夜までやっている、という話を思い出し、そこへ行くことにしました。COEXのある三成洞からまた環状線2号線に乗り、漢江を行くときとは反対側の鉄橋で渡り、旧市街の江北地区に戻ります。

 

 東大門歴史公園という駅で降りて外に出ると、小さな韓国式の門があります。おや、東大門ってこんな小さい門だったっけ?と思ったら、「光熙門」という別の門だと判明。

 

 東大門の方に向かって歩いて、ファッションビルが並んでいるところに出ます。どこに入ろうかと思いましたが、「good morning city」というビルに入りました。深夜1時までやっているようです。ファッションビルといってもこのあたりはちょっと野暮ったいです。下町的というか。小さい店がいっぱいテナントとして入っている感じです。

 

 紳士服売り場エスカレーターで上がると、いきなりその前の店の店員押しの強い接客をしてきました。一通り回って良さそうな店で買おうと思ったのですが。しつこいので「シャツ」といいます。柄物を勧めてくるので「ハヤンセク(白)」といいます。向こうは若い兄ちゃんで「ヘイブラザー」とか「グッド」とか片言英語です。シャツは何種類かあって、店員が勧めてきたのが58000ウォン。こちらがいいと思ったのは78000ウォンぐらいです。

 

 「ビッサヨ(高い)」といいます。78000ウォンのほうは「ブランド」というので店員の勧める方を買おうかと思いますが、それでも高い。すると電卓を持ってきて「いくらなら買う?」という仕草をします。こちらが電卓を「30000ウォン」と叩くと、ちょっと相談にいって、「38000ウォン」と叩きます。それぐらいならいいや、と思って買うことにしました。鏡の前で広げると「グッド」とかいいます。ですが翌日着てみると、着られないことはなかったのですが、ちょっと小さかったです。若者向けのカジュアルショップのようで、Lでも細身だったのでしょう。

 

 下着も必要ですが、韓国語でどう言うのか知りません。ですから「下着」と日本語で言うと通じません。仕方ないので服の中から見せると、「ない」という仕草をします。困ったなあ、と思って外に出ると、露店のTシャツ屋があって、下着になりそうな白の無地のものもあります。店のおばあさんに「ラージサイズ」といって指さして買いました。4000ウォン。これだけおばあさんは日本語で言います。「made in Korea」と書いたシールが貼ってありました。韓国産はもはやブランドなんでしょうね。これは着てみたら質も大きさも悪くありません。こちらはいい買い物でした。

 

 せっかくなので夜の東大門をちらっと見て、地下鉄でホテルに戻ります。1号線東大門駅から鍾閣駅まで。そこで本屋に入ります。たいして読めもしない韓国語の本を買って帰るのはどうかなあ、と思ったのですが、いろいろ見ると欲しくなります。あれこれ考えて日本語単語集を買いました。逆の使い方をすれば日韓辞典代わりになるかと思って。なお、韓日辞典は持ってきていました。レジでお金を払うわけですが、そのあとに一言あってそれがわかりません。コンビニでもそうです。おそらくマニュアル接客の決まり文句なのでしょうが、いきなりわからないことをいわれるのはまごつきます。

 

 ホテルに戻りますが、屋台が並んでいるところを通ります。今夜は夕食が軽い食事だったので(その割には高かったですが)ここで買い食いをすることにします。焼き鳥。2本、と手で示したのに、なぜか1本しかくれませんでした。あと、「オデン」という、串に刺したおでん。日本由来らしいですが、串にはただハンペンらしき練り物がさしてあるだけでした。それから、コンビニ「マッコルリという韓国のどぶろくを買いました。ホテルであけたら、吹き出してきて床にこぼれてしまいました。

 

 1日目にはチョコを買いましたが、日本のチョコと質が変わらなくなっていました。地下鉄も昔はよく物乞いがいたり、釜山では地下鉄の物売りも見かけましたが、今回はまったく見かけませんでした。日本の地下鉄と同じで、みんなスマホをいじっているばかりです。きっぷがなく「キタカ」のような交通カードに一本化されていたり、全駅にホームドアがあったり、という点では日本より進んでいます。自分ちょっと時代に遅れてきたかな、という感じを持って過ごしました。  

 

 夜、オンドルが効いてないようで寒いです。暖房は北海道の方が上ですね。私は住んだことないですが、ソウルは仙台ぐらいの気候のような気がします。それゆえ寒い割には防寒や暖房がいまいち、寒いのに屋台があちこちあったりします。

 

 ということでここからは次回に。