写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

18  2日目昼 ソウル京東市場を見物(2023年8月1日)

    さて、ソウル薬令市にある「チェヒョク韓医院」を出て歩いて行きます。漢方薬店のほか、韓医院もたくさんあります。

 

 薬令市を抜け、11時頃、京東市場、というところにたどり着きます。かなり大規模な在来市場です。金沢の近江町市場のような雰囲気のアーケード街になっています。ただ、近江町市場と違って明るいアーケードです。外はかなり暑くなっていましたが、アーケード街は多少涼しいので、ここを歩くことにします。生鮮食品の店がほとんどで、多くが、それぞれ一棟のそれなりの広さを持った店を並べています。

 

 青果店を覗くと、野菜の形が日本とは微妙に違います。キュウリは白っぽいし、サツマイモは小ぶりです。鮮魚店では太刀魚が目立ちます。韓国人は太刀魚が好きなようです。あと、名前を忘れましたが、黄色がかった魚も多く見かけました。これは香港でも見かけました。
 

 韓国の精肉店は日本のようにケースに入れて売っていますが、韓国の場合、不思議なのは、ケースの照明が赤い蛍光灯なのですね。最初に韓国に行った時から、この精肉店のケースの赤い蛍光灯をつけているのが不思議でした。香港でも一カ所ぐらい見かけましたが、タイや台湾では見かけませんでした。ブタの頭を売っている店もありました。あと、一軒大規模な精肉店があり、なぜかここだけ客が列をついています。有名店なのか安いのか、理由はわかりませんでしたが。

 

 朝鮮人参を売っている店があり、安いものは5000ウォンほどですが、こういうものを生で持って帰ってはいけないのかな、と思いますし、これからあちこち回るので、今回はお土産は買わないことにしています。ということで断念しました。

 

 今回、この京東市場をめぐったので、各国の市場をめぐることにしましたが、観光客が市場で生鮮食料品を買うわけにもいかず、何も買いません。もし在住者であっても、在来市場のひと山売りはひとり者には量が多すぎます。市場見物は観光として結構面白いのですが、こういう市場が生き残っていくためには、観光化されず、家族持ちの地元民が日常的に利用することが必要でしょうね。日本ではそういう市場が見られなくなりました。