写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

16  釜山をバーチャル散歩

 コロナ禍以来、全く海外旅行に出かけられていません。気持ち的にもパッとしない日々ですが、仕方がないので呆然としながらも、googleマップストリートビューで擬似旅行をして憂さ晴らしをしています。

 

 やはり私は韓国・台湾・香港・ロシア・タイといった近隣で実際に行った国々のストリートビューを見るのが好きです。実際にたどった道をストリートビューでたどり直して、あのとき通ったルートはここだったっけ?と確かめています。

 

 先日は韓国の釜山の町を擬似旅行していました。釜山の草梁市場は以前は露天市場だったのにアーケードができて野趣がなくなりましたし、車が通れないので、市場の通りは残念ながら見られません。

 

 でも、釜山で泊まった旅館はどこだったかな、と思って探してみました。釜山の町も変化が激しいですが、この旅館は残っていました。おお、まだ残っていたか、と懐かしくなります。以前は韓国の旅館には大概なぜか♨マークが看板についていたのですが、近頃はだいぶ減っているようです。垢抜けてきたのでしょうね。この旅館も看板からは♨マークがなくなっていました。

 

 この旅館から通りに出て、階段を昇って山裾の曲がりくねった通りに出られたはずだ、と思い、地図をクリックすると、やはり通りがありました。この階段を昇ってすぐ右側にあった時計屋と洗濯屋を兼ねた変な店でYシャツを洗濯してもらったはずだが、残っているかな、と思います。するとありましたが、「セルフ洗濯(コインランドリー?)」になっていました。もう少し先に進むと、やはり階段があって「洗濯」の看板が出た店がすぐ横にありましたが、建物の印象が違います。もう20年も経ったのでどちらが実際に利用した店かわかりません。多分前者の店だと思うのですが。

 

 そうしてバーチャル散歩をしていたのですが、韓国の場合、街歩きで楽しいのはハングルの看板の解読です。韓国旅行では少しでもハングルを覚えていくと、街中がクイズになります。これはバーチャル散歩でも楽しめるので、「マート」や「スーパー」という小型の食料品店、不動産屋や洗濯屋、印刷店(今回バーチャル散歩したところに多かったのです)、食堂、その他もろもろ、ハングルの看板を解読していきます。

 

 これはハングルを多少でも知ってる方なら、バーチャルでも楽しめるので、時間があるときにやってみられたらいいと思います。当面はこんなところで我慢するしかないですね。